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売れるスタイリストまでの道のり「遠回りしてやっと出会えた今のお店」店販への取り組みが自信になりました!

RUSSO
金武 あゆみさん

売れるスタイリストまでの道のり「遠回りしてやっと出会えた今のお店」店販への取り組みが自信になりました!

売れるスタイリストまでの道のり「遠回りしてやっと出会えた今のお店」店販への取り組みが自信になりました!

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売れる美容師の多くは様々な成功例を持っていますが、成功までにどのような美容師人生を歩んできたのかはあまり知られていません。このコーナーでは成功に至るまでの道を皆様にご紹介していきます。第5回目は大阪・蒲生、京橋に2店舗ある「RUSSOグループ」でスタイリストとして活躍されている金武あゆみさんにお話を伺いました。
美容師である母の姿にあこがれ美容師を目指された金武さん。慎重に行った就職活動でしたが、2店舗、派遣を経て信頼できるサロン「RUSSOグループ」に出会い精力的に活動している金武さんのインタビューをお届けします。

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profile

金武 あゆみ(キン アユミ)
サロン名:RUSSO (ルッソ)
役職:スタイリスト
美容師歴:10年
1983年生まれ、沖縄県出身。グラムール美容専門学校卒業。
様々な経験を重ねRUSSOグループへ入社。スタイリストデビュー後、1年足らずで売り上げ100万円を達成する。
お客様の髪に対する悩みを解決できる美容師として活躍している。

~猛反対を情熱で押し切った美容師への道~

~猛反対を情熱で押し切った美容師への道~

小さい頃に美容師である母の働く姿を見たとき、とても輝いていたことを今でも覚えています。美容師を夢見たのはそれがきっかけですね。
小学校の休み時間は友達の髪の毛をよくアレンジしていました。髪を触るのは、そのころから大好きでしたね。
でも、中学生になってからは看護師、教師といろいろ目移りしました(笑)
なかなか決めきれずに進路決定のギリギリまで悩みましたが、「初志貫徹」で美容師を目指すことに。ところが母に「絶対にやめて!」と猛反対されたんです。
もうそこから毎日大ゲンカですよ(笑)
「娘にしんどい思いをさせたくない」という親心だったんでしょうが、私はしんどいかどうかなんて、やってみないとわからないと思っていて。
何より「あんたにはできない」と言われたことが悔しくて、そこからは「絶対やってやる!」という熱意に拍車がかかりました。
連日の話し合いの結果、「この子は絶対一歩も譲らないだろう」と母が折れました。
母の気持ちが変わらないうちに、間髪入れずに東京の美容学校のパンフレットをたくさん取り寄せて、学費などの資料をまとめて提示しました。
それなのに今度は「(地元の)沖縄本島の美容学校しか通わせない」と言われて…
当時「カリスマ美容師ブーム」で、テレビで見る美容室がどれも東京でした。都会と地方では学べるものが全然違うと思っていたんです。
また話し合いを重ね、結局沖縄と東京の間をとって、親戚のいる大阪の美容学校へ通うことになりました。
母からは「卒業したら沖縄に帰ってくること」という条件が出されました。絶対に帰らないと思いながら「わかった」と返事しました(笑)

~何も得意な事がない…「不器用」の壁にぶつかった美容学校時代~

~何も得意な事がない…「不器用」の壁にぶつかった美容学校時代~

美容学校は大阪のグラムール美容専門学校です。
何校か見学しましたが、グラムール美容学校の生徒さんが一番生き生きと楽しそうにされていたのが決め手でした。オープンキャンパスでもいろいろな体験ができて、高校の先輩も通っていたので心強かったです。
学校生活は友達もできてとても楽しかったんですが、実技ではずっと壁にぶつかっていました。
不器用なので周りに比べてカラー、カット、アレンジ全て劣っていました。何も得意なことがなかったんです。
正直に言うと、ワインディングはかなり苦手で毎回「いやだなぁ」と思っていましたし、とてもじゃないけどカットなんて自分には不可能なんじゃないか…と不安に思っていました。
美容師になりたいという気持ちは強かったですが、その気持ちと技術とは全く別物でした。やめたいとは思いませんでしたが、かなり落ち込みましたね。
不器用な分、必死で努力しました。「今の私には練習しかないんだ!」と思って、休みなしで練習し、周りよりも練習時間は多かったです。
練習のおかげで上達し、フォトコン(ヘア、メイクすべて)の選考を通過したこともありました。努力は裏切りませんでしたね。

~働くことの厳しさと現実。数々のサロンで働く経験は強みに~

~働くことの厳しさと現実。数々のサロンで働く経験は強みに~

就職活動は美容学校の求人票を見て、中型の店舗を中心に夏に2ヶ月間で50件くらい見学しました。
その中で技術的な不安要素をしっかり指導していただけるサロンに10月に採用が決まって、11月からレッスンに行きました。
順調に就職活動が進んでよかったと喜んでいたのですが、実際に入社してからは、昔ながらの美容室の雰囲気についていけず、とても厳しいものでした。
同期もいない状況(すぐにやめてしまった)で心身ともに疲弊し、耐えられず一年で辞めてしまいました。
「見学もたくさんして決めたサロンだったのに…」と、判断基準がわからなくなってしまって、次の就職にはかなり慎重になってしまい、2年半くらいフリーターをしていました。
その後23歳で再就職しました。もちろんシャンプーからのスタートです。先輩の指導は厳しかったですが、成長するための愛のある厳しさでした。
レッスンは朝7:30から2時間。週に3~4日は営業終了後に1時間。月40~50時間くらいです。
不器用な分、人より多い練習量でないとだめだという意識はずっと持っていました。
カット講習などの外部のセミナーも行きましたし、1ケ月に2回オーナーが休日を使って指導してくださいました。休みは月に6日でそのうち2日はレッスン、1日は着付けの練習と、忙しかったですが、スキルアップのための環境には本当に恵まれていましたね。
また、店販の売り上げに非常に力を入れているサロンで、売り上げランキングを貼り出されていました。新人の自分がどう売ったらいいのか?手探り状態でしたが「何が何でもやらなければ!」という気持ちだけで必死に頑張っていましたね。30~40万の売り上げで店内2位でした。
このお店には約4年在籍し、スタイリストデビューしてから辞めました。
その後、派遣の美容師をしながらさらに慎重になって就活する日々を2年くらい過ごしました。
派遣美容師は、繁忙期は1ケ月程働いて、それ以外は週に2回勤務するといった感じです。アシスタントとして行っていましたが、店販の販売を行ったりしていましたので、人材として重宝がられたこともありました(笑)
派遣される先々で「うちで働いてほしい」と言っていただけるようになり、その中には魅力的な良いサロンもあったのですが、とても慎重になっていたのでお受けせずに終わりました。
今思うと、この頃までにたくさんのサロンで働いた経験は、苦労もありましたが、自分にとって財産というか、強みになったのではないかなと思っています。

~RUSSOとの出会いがターニングポイントに~

~RUSSOとの出会いがターニングポイントに~

いろいろな経験から、慎重に慎重を重ねて就職活動をしてきた私も27歳になっていました。求人誌を見るともう自分が年齢制限にひっかかっています。
そんな中、年齢制限のないRUSSOの求人が目に留まりました。
オープン1年半のサロンなので一緒に店づくりがしたかったことと、メディアに多く取り上げられていたので、面白そうだなと思ったんです。
ただ、男性スタッフしかいないことだけがネックで、毎日ブログを見て女子スタッフが入社しないかチェックしていたんですよ(笑)ある日、女子スタッフが入った記事を見て、「今だ!」と思いすぐに電話しました。
見学の時から、今まで感じたことのない魅力がRUSSOにはありました。何よりオーナーとお話した時の印象は私にとっては衝撃的でした。腰が低く謙虚で、とてもまっすぐな方でした。
スタッフさん側からも自分のことを見ていただきたいという思いもあって、「面接を受ける前に一度働かせていただきたい」と申し出ました。その結果、スタッフさんから「良かったよ」「一緒に頑張れそう」と言っていただくことができました。

~アシスタント時代に店販売り上げトップに~

~アシスタント時代に店販売り上げトップに~

RUSSOではアシスタントからの入社です。
まず技術チェックから入って、またレッスンの日々です。
カット講習などのセミナーにも参加していました。美容師さん同士の交流もでき、毎回良い刺激をもらっていましたね。
この頃、アシスタントとしてレッスンで技術を磨く一方で、店販売り上げではリードしていくという状況でした。
ただ、以前のサロンで鍛えられたこともあり、「店販=絶対に売らなければならないもの」と捉えていましたが、RUSSOではその意識が180度変わりました。
本当にお客様のことを第一に考えていて、丁寧に説明し、お勧めする先輩の姿を見たからです。私には、お客様の目線で考えることが足りなかったんです。そこからは先輩のサロンワークをもっと注意深く見たり、たくさん質問や相談をしました。商品知識が増えて自信がついたこともあり、「商品をただ売る」のではなく、「お客様に合った商品を紹介する=買っていただく」ということにつながっていきました。
お客様と接するときに大切にしていることは「共感」です。私自身が年齢的な変化を感じたことで様々なエイジングケアを体験し、美容機器などは特に説得力があると思います。女性として多くの美容体験を重ねることで、より共感できるようになりました。お客様との間に共感が生まれたときに、商品に興味を持っていただけることが多いですね。
1年目は30万円くらいの売り上げがありました。成功事例をお店で話したり、ほかのサロンのアシスタントさんと一緒に3人で「アシスタントでも店販がこんなに売れる」と題した公開事例セミナーの講師をしたりして、少しずつレクチャーをさせていただきました。
2年目の年末には60万円を超え、ありがたいことに今度は私一人でセミナーをさせていただきました。
私が入社する前のRUSSOは、店販売上トップのスタッフでも1ヶ月で10万以下だったそうです。
成功事例を共有し、常にお客様にどのようにご紹介すべきかをお店全体で考え、ミーティングとロールプレイングを重ねた結果、今ではアシスタントが店販をリードするようになり、月間の平均売上が20万ほどのアシスタントが数名育つまでになりました。
もともとは先輩から学んだことが、お世話になっているお店への貢献につながったのは本当にありがたいことだと感謝しています。

~スタイリストデビュー~

~スタイリストデビュー~

RUUSOのスタイリストデビューまでの道のりは、およそ2年半のカリキュラムがあります。
私は不器用なほうなので少し時間がかかってしまいましたが‥(笑)
私の個人的な感想ですが、RUSSOのカリキュラムはとても効率的だと思います。それは、アシスタントとしての成長はもちろんのこと、スタイリストデビュー後の成長も考えて作られていると思うからです。
RUSSOでは、アシスタント時代から、お客様にトリートメントやヘアケアメニューなどのカウンセリングをすることができます。アシスタントの立場でありながら、お客様のケアメニューを考えることは、とてもやりがいを感じられました。お客様の悩みを聞き出し、どの施術をすれば改善につながるかを考えることは、スタイリストとしてデビューした後もとても必要な能力になると思います。
 また、デビュー前にはモデルカットのためのモデルハントも積極的に行いました。ただやみくもに声をかけるのではなく、20代~50代くらいまでの方で、「しばらく美容室に行ってなさそうかな?」と思った方にお声がけしました。世間話をしながら、その方の素敵なところを見つけて褒めて少しでも良い気分になっていただけるように。一方的でなく、向こうからも話しかけてきていただいて楽しく会話して予約が決まったり、連絡先を教えていただいて後日予約をいただいたり。
モデルカットの当日は本当に緊張しますね。本心はとても不安でしたが、「絶対に今後も来ていただけるように」と、とにかく楽しいトークで接客を心がけていました。
デビュー後半年で65万円
1年100万円
2年で150万円
デビュー後は、お客様お一人に対する施術時間を見直したり、提案を積極的にすることを意識しました。ただお客様の希望を聞くだけでなく、「もっとこうするとなりたいスタイルに近づきますよ」などと提案をプラスすることを心がけています。
あと、チラシを配るときに、集客することも多いんですよ。
モデルハントと同じようにまずは笑顔で楽しく会話します。質問や悩みを言ってくれるまで会話を続けますね。
例えば「最近髪の毛が傷んでいて広がるのが悩みなんですよ」と言われたら「ダメージヘアのトリートメントメニューがたくさんあります。今ならオープン価格で○○円ですよ」という風にメニューを紹介して予約をいただきます。
お客様になっていただけるチャンスはどこにでもありますね。

これからも、お客様の髪に対する悩みを解決できる美容師であり続けたいと思います。

何事もあきらめずに常に素直さと感謝の気持ちを持ち続けることが大切

【学生さんへのメッセージ】

【学生さんへのメッセージ】

何事もあきらめずに常に素直さと感謝の気持ちを持ち続けることが大切です。
サロン選びで重要だと感じる点は、きっちりとしたカリキュラムがあり、技術や接客を学べる環境があることだと思います。また、人間力が成長できる場所であるかも、とても重要です。
それは、オーナーさんスタッフさんの表情(笑顔)や挨拶、そのサロンにキラキラ輝く魅力的なオーラがあるかどうかで判断できると思います。そのすべてが、RUSSOグループにはあります!私は、RUSSOグループで働けて幸せです。ぜひ一度、見学にいらしてくださいね!