【現役美容師アンケート】美容室からDMは送る?その割合とDM以外で集客力があるツールをご紹介
「どれくらいの美容室でDMを使っているのだろう?」
「美容室の集客に効果があるDMの内容を知りたい」
とお考えの美容師さんへ。
集客や季節のご挨拶のために送るDM(ダイレクトメッセージ)は、以前は定番の販促ツールでした。
美容室の集客も時代の変化に伴いデジタルへと移り、今ではDMを使っていないお店も多いようです。
しかし集客効果を感じている美容室では、今もDMを活用しています。
この記事では、美容室におけるDMについて現役美容師さんに聞いたアンケート結果をご紹介します。
DMを使うべきか悩んでいる美容師さんは、ぜひ最後までお読みください。
今回は、以下16名の現役美容師さんにアンケートに回答していただきました。
・24歳 男性 美容師歴:4年 スタイリスト
・26歳 男性 美容師歴:5年 スタイリスト
・26歳 男性 美容師歴:6年 スタイリスト
・28歳 男性 美容師歴:8年 スタイリスト
・26歳 女性 美容師歴:5年 スタイリスト
・29歳 女性 美容師歴:9年 副店長
・32歳 女性 美容師歴:12年 店長
・32歳 男性 美容師歴:12年 スタイリスト
・40歳 男性 美容師歴:22年 スタイリスト
・40歳 男性 美容師歴:20年 オーナー
・42歳 女性 美容師歴:12年 オーナー
・45歳 男性 美容師歴:25年 オーナー
・48歳 男性 美容師歴:28年 オーナー
・49歳 男性 美容師歴:29年 マネージャー
・53歳 女性 美容師歴:35年 オーナー
・54歳 女性 美容師歴:34年 オーナー
美容室から既存のお客様にDMを送っていますか?
美容室から既存のお客様にDMを送っているかどうかアンケートを取ったところ、以下の回答となりました。
・YES…6名(37.5%)
・NO…10名(62.5%)
上記の通り、DMを導入していないと回答した美容室は60%を超える結果となりました。
DMを送っている理由・送っていない理由についても回答いただきましたので、次で解説します。
美容室からお客様にDMを送っている理由
美容室からDMを送る理由として、DMに限らず季節やお誕生日にも送っているから、スタッフに任せているという回答をいただきました。
DMを送らない美容室が多いことを考えると、あえてDMを送ることでお店の印象が強くなるかもしれません。
美容室からお客様にDMを送っていない理由
美容室からDMを送っていない理由として多かったのは、時間やハガキ代といったコスト面がかかること、集客効果が高くないことなどが挙がりました。
顧客の数が増えるほど、DMの送付にはコストがかかります。
手書きでメッセージを追加すれば効果は上がりますが、人手不足や働き方改革などの影響で、かけられる時間は多くありません。
そのため、メルマガやポータルサイトの運用、各種SNSといったデジタルツールに移行する美容室が増えていると考えられます。
美容室のDMで効果があった内容・効果を教えてください
美容室が送るDMで、実際に効果があった内容や効果そのものについてアンケートを取ったところ、以下の回答をいただきました。
DMを送った効果として、リピートにつながったという回答をいただきました。
また顧客が少ない若手スタッフのために、集客目的でDMを送っているという美容室もありました。
「集客効果を感じない」という回答が多かったDMですが、美容室によっては集客効果を感じているようです。
DMで効果的だった取り組みとしては、手書きメッセージや割引という回答をいただきました。
DMのほとんどは印刷ですから、担当者の挨拶や「その後のヘアスタイルはいかがでしょうか?」といった一言が手書きで書いてあるだけでお客様の目を引きます。
手書きメッセージを添えるのは時間的なコストがかかりますが、実際に集客につながればプラスとなります。
DMの割引については、誕生日や年賀状が効果的という回答もいただきました。
誕生日前後や年明けのタイミングは、ヘアスタイルを整えたいという気持ちが高まるのかもしれません。
上記のように、美容室のDMでは手書きや割引クーポンといった内容が顧客に喜ばれるようです。
美容室でDM以外に集客効果があるツールを教えてください
美容室ではDM以外にもさまざまな集客ツールを活用しています。
現役美容師さんにDM以外で集客に効果的なツールを聞いたところ、以下のような回答をいただきました。
・ホットペッパー
・SNS
・紹介
・電話や手紙
それぞれについて、順番に解説します。
ホットペッパー
美容室の集客に効果的なツールについて聞いたところ、圧倒的に多かったのが「ホットペッパー」でした。
美容室のポータルサイトとして高い知名度を持つホットペッパーは、美容室においてやはり定番の集客ツールとなっています。
ホットペッパーはスマホアプリの利用者も多く、知名度・集客力の高さから自分たちの美容室を見つけてもらいやすくなります。
またネット検索ではSEO対策がされており、インターネット検索でも上位に表示されやすいサイトです。
自社のホームページでもホットペッパーの予約入り口を設置することができ、予約管理システムとしても評価されています。
SNS
美容室の集客では、InstagramやTikTok、公式LINEといったツールが多く上がっていました。
Instagramは動画や画像がメインで、店舗の雰囲気やコンセプトといった情報発信に向いているツールです。
カットやパーマ、ヘアカラーといった文章では伝えにくい情報でも、的確に伝えることができます。
TikTokは縦長動画に特化していて、音楽との親和性の高さが特徴です。
そして拡散力が高いので、バズらせたいと思っている美容室とは特に相性が良いでしょう。
美容室におけるSNSについては、【美容室35店に聞いた】美容室で集客効果があったSNSは?投稿内容もご紹介 でも解説しておりますのでぜひご参照ください。
ホットペッパーなどのポータルサイトやSNSはスマートフォンの普及に伴い、ここ数年で活用率が急上昇しています。
集客の結果がすぐに出ることから、多くの美容室で欠かせない集客ツールとなっています。
紹介
集客に有効なツールとして、紹介も多く回答をいただきました。
紹介制度は美容室でも古くからある集客方法で、インターネットが普及した現在でも定番の集客方法です。
紹介を促す方法として、お友達紹介キャンペーンの企画や紹介カードの作成といった回答をいただきました。
その土地に根付いたアットホームな美容室なら、ご近所さんの紹介を狙いやすいでしょう。
電話や手紙
美容室の集客方法として、電話や手紙という回答もいただきました。
インターネットが普及した現在ではめずらしい手法ではありますが、年齢層が高くインターネットでの集客ではリーチしにくいお客様には有効な方法の1つです。
まとめ
美容室のDMについて、送っている・送っていない美容室の割合や実際に感じた効果、DM以外で効果的なツールをご紹介しました。
DMやメッセージやハガキ代といったコストがかかること、昔よりも集客効果を感じにくくなったなどの理由で、送っていない美容室が増えています。
その一方で集客効果を感じている美容室もあるので、自分のお店の顧客層などを考慮して、DMを導入してみるかどうかご検討ください。
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