高校卒業後に美容師になるための方法を紹介!
美容師は、お客様の髪をかわいく・かっこよく・おしゃれ・綺麗に、変身させることができる、美容に対して興味のある方が多く素晴らしい仕事です。
そんな美容師になるための方法は一つしかなく、厚生労働省が指定する美容学校に通い、美容師資格の国家試験を受ける権利を得て、合格をしなければなりません。
ここでは、その美容師になるための方法について、詳しくご説明させていただきます。
厚生労働省が指定する美容学校とは?
厚生労働省指定の美容専門学校は様々な種類が有り、大阪で例えると、”大阪ベルェベル美容専門学校”や”関西美容専門学校”や”グラムール美容専門学校””大阪モード学園”などの学校がこれに当たります。 また、これらの学校でも様々な学校形態があり、下記3つの形態による学校があります。
- ・昼間制美容専門学校(2年)
- ・夜間制美容専門学校(2年)
- ・通信制美容専門学校(3年)
いずれの美容学校に通うとしても、美容師資格を取得するための権利を得て、合格をする必要があります。
◆昼間制美容専門学校(2年)とは?
朝から夕方にかけて授業がある一般的な専門学校です。 非常に長い時間勉強をするため、様々なカリキュラムが組まれています。また、試験対策なども充実していることから、美容師資格の試験に落ちずに1発合格を目指すのであれば、通いたい学校です。
ただ、学費は最も高く、基本的には年間100万〜120万円ほど掛かります。 ※もちろん、学校によってはもっと安いところもあります。
◆夜間制美容専門学校(基本2年)とは?
夜間制の通り、夕方・夜から授業が始まる学校です。 学費は昼間制の美容専門学校より少しやすい傾向ですが、昼間制よりも1日での勉強時間は少し短めになります。
そのため、2年で卒業できるところもあれば、卒業まで2年6ヶ月かかる学校もあります。 ただ、別業種からの転職、自分で学費を稼ぎながら通学したい方にとって選択しやすい環境でもあります。
◆通信制美容専門学校(3年)とは?
通信制は、通学をするというスタイルではなく、レポートの提出と年間数回あるスクーリング(面接授業)を行う学校です。 ただし、レポートの提出はしますが、昼間制・夜間制のように目の前で講師に教えてもらえる環境ではないため、自習をするような形で進みます。
ただ、通信制に通うには美容室で働いていることが条件になることもあり、もし通信制を考えておられるのであれば、通おうと考えている学校の募集要項などの確認をするようにしましょう。 また、卒業には3年間の時間がかかりますが、学費は最も安いです。
高校卒業後の美容師資格取得までの流れ
一般的な流れとしては、高校を卒業してから各種専門学校のいずれかに入学し、美容師資格の受験資格を得てから、美容師資格試験にチャレンジとなります。
まずはこの資格取得を目指しましょう。 しかし、美容師になるためには資格を取得してからが本番です。
◆美容専門学校を卒業してからの道
美容師というと、美容室でヘアカットなどのサービスを行う美容師が一般的ですが、人によってはウェディング業界で美容師になる方、ヘアメイクスタジオなどで美容師を目指す方など、様々な道に分かれます。 とはいえ、やはり多いのは美容室でスタイリストを目指す方が多いのが現状です。
◆美容専門学校を卒業してからの就職について
美容室は最近ではものすごい数があり、新規のお客様の来店数を増やそうと各サロンが頑張っている美容室過多の状態となっているのは多くの方がご存知かと思います。
実はその美容室過多は採用にもでてきており、人材不足で困っている美容室も多くあるのが現状です。そのため採用側の美容室も様々なことを行っており、就活生にとっては非常に良い状況といえます。
ただ、こんな状況だからといって油断は禁物です。 ぜひ、面接の際は、ビジョンや目標、熱意などを美容室にアピールできるように準備しておきましょう!
美容師免許を取得してからがスタート!ここから技術力を身につける
美容師資格の試験対策を必死で行い、ひたすらに頑張って資格を取得したからといって、まだ美容師としては駆け出しです。
美容室などの現場でスタイリストとして、お客様の髪の毛のカットを行うには、アシスタントを経て技術力の向上を図るしかありません。
就職する美容室で準備されている「カット」「パーマ」「ブロー」「カラー」などの様々なカリキュラムを一つ一つ吸収していき、技術力の向上させていきましょう!
また美容室の中にはアシスタントがケアリスト(ヘアケアのスペシャリスト)として、髪質・頭皮の状態・栄養素などのことを勉強するカリキュラムが組まれ、お客様とヘアケアのプロとして接することができる美容室もあります。
また接するだけでなく、オススメのヘッドスパを提案できたり、髪質などにあったシャンプーも提案できるので、お客様と接することが多く、スタイリストとしてデビューした際に固定のお客様を持つチャンスがある美容室もあります。
将来の美容師(スタイリスト)に求められるであろうこと
美容専門学校の時から、ひらすらに努力をして美容師資格を取得し、就職してからも技術力の向上など、人並みならぬ努力が必要な業界ですが、どうしても美容室が増えている現状から、今後はさらに競争が激化する可能性が十分に考えられます。
こうした状況の中でスタイリストとして生き残っていくには、普通のことができるだけでなく、カットは誰にも負けない!ぐらいの技術力を持ったり、お客様の求めていることをいち早く察知し、求めているサービスを提供できるトークやヘアスタイルなどをできるようになる能力が必要になるかもしれません。
また、高齢化社会に適応して、要介護者のカットができるようになったり、お年寄りの髪の毛のカット技術や速度の向上など、求められる能力も今まで以上に多く、またバリエーションも豊かになるかと思います。 ただ、その分、全ての方にチャンスがある状態といえます。
美容師はただでさえ厳しい職業ですが、お客様に感動を与えられる素晴らしい職業です。 ぜひ、一人でも多くのお客様の感動を与えられる美容師を目指して頑張って下さい!