女性美容師の結婚・出産のベストなタイミングは?既婚者の本音も紹介!

 

「仕事が安定するまで結婚は待つべき?」「いま休職すると、美容師として復職は難しいのでは?」など、美容師で結婚や出産の時期に悩む女性は少なくありません。

 

今回は20名の結婚を経験された女性美容師さんを対象「結婚・出産のタイミング」に関するアンケート調査を実施しました。結婚や出産時期に関するリアルな本音も紹介しているので、いま悩んでいる美容師さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

美容師の結婚・出産のタイミングは?結婚事情について聞いてみた

世の中の女性美容師は実際に何歳くらいで結婚・出産をし、何をきっかけにそのタイミングを決めているのでしょうか?現役・休職中の20代~40代の美容師さんにご協力をいただき、結婚・出産事情について調査を行いました。

 

 

Q. 結婚した年齢は?

 

結婚した年齢についてお聞きした結果、以下のような数字となりました。

 

月額制 (11)

 

25歳~30歳の結婚が全体の6割ともっとも多く、次点で20歳~25歳、30歳以上で結婚する女性は15%にとどまる結果となりました。日本人女性の平均初婚年齢が2018年時点で「29.4歳」であることからも、美容師女性の結婚タイミングは他業種と比べると早めであることがわかります。

 

参考元:厚生労働省「人口動態調査」

 

 

 

 

Q. 結婚した時の役職は?

 

次に、結婚したときの役職についてお聞きしました。

 

月額制 (8)

 

「アシスタント」「Jr.スタイリスト」「スタイリスト」の3役職で比較したところ、割合にはほぼ差異がないことがわかります。このことから多くの女性美容師は、自身のキャリアと結婚を別ものとして捉える傾向にあることがわかります。

 

 

 

Q. 結婚相手は同業?異業種?

 

結婚のお相手についてもお聞きしました。

 

月額制 (10)

 

アンケートの結果、半数以上の方が同業である美容師の男性をパートナーに選んでいることがわかりました。美容師は店舗への拘束時間が長く他業種と知り合う機会が少ないこと、また休みが変則的なため同業者のほうが時間が合わせやすいことなどが理由として考えられます。

 

 

 

Q. 出産した年齢は?

 

最後に、第一子を出産したタイミングについてもお聞きしました。

 

月額制 (2)

 

30歳までに子どもを生んだ方が40%、31歳以降に生んだ方が45%、未婚の方が15%という結果となりました。日本女性の第一子出産年齢が平均30.7歳であることからも、美容師女性の出産時期は結婚時期と比べると必ずしも早くないことがうかがえます。

 

参考元:厚生労働省「人口動態調査」

 

 

 

美容師が結婚のタイミングを決めたポイントは?

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世間の美容師女性は、それぞれ何をきっかけに結婚のタイミングを決めているのでしょうか?既婚女性の声をまとめました。

 

 

★相手の仕事の都合に合わせて

 

・相手がスタイリストなので、独立のタイミングに合わせて結婚しました。

・彼の転勤に合わせて、そのまま仕事を辞めて結婚しました。(異業種)

 

調査の中で最も多くの票を集めたのが「彼の仕事の都合で」「彼の転勤に合わせて」といった、相手男性の仕事事情による結婚でした。とくに異業種相手に結婚した美容師女性には、時間の都合を合わせるため結婚を機にそのまま休職する方も多く見受けられました。

 

 

 

★なんとなく自然な流れで

 

・特に何も考えてなくて、流れの中で結婚しようかとなった。

・後先はあまり考えず、結婚したいタイミングでしました。

 

なにか大きなきっかけや理由があったわけではなく、あくまで自然の成り行きで結婚した美容師女性も多いようです。結婚は出産と違い、必ずしもキャリアに影響があるわけではないため「結婚はすきなタイミングで、出産は時期を考えた」という方もいらっしゃいました。

 

 

 

★スタイリストになったタイミングで

 

・相手も同い年で、ともにスタイリストになったタイミングで結婚しました。

・スタイリストになれたタイミングで、彼からのプロポーズに承諾した。

 

スタイリストにあがるまでは仕事に打ち込みたい、キャリアに集中したいという女性美容師は少なくありません。結婚や出産といった人生の節目までにある程度美容師としての経験を積んでおくことで、その後のキャリアを続けやすくなるという利点があります。

 

 

 

★その他

 

・同じ店なので、交際がバレた時に何となく結婚する感じになった。

・結婚に逃げたかも(笑)

 

その他にも上記のような回答が見られました。

 

結婚の決め手として美容師のキャリアを軸に考えている女性も一定数見られましたが、どちらかと言えば「相手の男性に合わせて」「なんとなく」など成り行きに任せて結婚したという女性の声が目立ちました。

 

 

 

既婚美容師が結婚のタイミングで思う「こうしておけば良かった」こと

子育てと美容師の両立

 

実際に結婚や出産を経験したからこそ思う「あの時、ああしておけば良かった」という本音やアドバイスを、既婚美容師の方にお聞きしました。

 

 

★スタイリストになるまで結婚・休職しなければよかった

 

・スタイリストになってから結婚の方が良かったかも (アシスタントで結婚してしまうと居心地が悪かった)

・Jrスタイリストの時代に職場を離れてしまったので、戻ってからも入客が難しかった。

 

最も多かったのが、休職するまでに美容師としてのキャリアを積んでおけば良かったという意見です。結婚をすることで生活リズムが変われば、それまでのように仕事ばかりに打ち込むことは難しくなるかも知れません。また再就職の際に苦労しないためにも、なるべく休職までにスタイリストとして独り立ちしておくことが望ましいでしょう。

 

 

★出産の時期を計画的に考えればよかった

 

・出産時にアシスタントだったので、結局戻ることができなかった(トレーニング等にうまく時間を使えなかったため)

・経験が未熟な段階で休職に入ったので、産休・育休明けに自信がなく、美容師の仕事をあきらめた。



出産となれば、一時的に美容師の仕事を休まざるを得ません。休職期間が長引くほど現場から離れる期間も長くなるため、復帰する際の不安も大きくなります。こちらも出産までにある程度の実力をつけておく、第一子と第二子の感覚を空けるなどの対策が取れると良いでしょう。

 

 

★社内恋愛禁止だったので、自分が辞めてから結婚すれば良かった

 

・社内恋愛は禁止という建前だったので、店を辞めてからすれば結婚よかったと思う。後味が悪くなってしまった。


美容師という職業柄、店舗内で恋愛関係に発展することも少なくないでしょう。自分たちの身を守るためにも、周囲に配慮をして結婚のタイミングを考えたいところです。

 

 

 

★異業種の人とは時間感覚が合わないことに注意すべきだった

 

・異業種(サラリーマン)の方と結婚したが、時間感覚が違いすぎるのでスタイリストとして続けにくさを感じる。

・休みや生活リズムが合わないことを覚悟して結婚すべき。

 

朝早くから夜遅くまで、土日出勤は当たり前という美容師の働き方は、異業種の男性と時間の折り合いをつけるのが難しいという現実があります。結婚前に同棲をするなど、互いの時間間隔のすり合わせや働き方への相互理解ができると良いでしょう。

 

 

 

美容師の結婚(休職)タイミングは、ずばり「スタイリストになってから」

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ここまで結婚を経験した女性美容師の声を取り上げてきましたが、多くの方が「結婚や出産後、復帰しやすい為にもスタイリストまでは休職しない方がいい」と考えていることがわかりました。

 

仮にアシスタントの時代や経験の浅いタイミングで職場を離れてしまうと、復帰や再就職の際に「就職先が見つからない」「職場の目が気になって戻りづらい」「接客が怖い」「指名が取れない」など様々な問題にぶつかることとなります。

 

ある程度キャリアを積んでおけば「ママさん求人」や「パートタイム求人」も少なくないため子どもを育てながら、あるいは旦那さんの都合に合わせながら働くとなった場合も安心して仕事を継続できます。

 

 

【まとめ】

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今回は「美容師の結婚や出産時期」というテーマで既婚の女性美容師さん20名にアンケート調査を行い、それぞれの結婚事情や結婚・出産のタイミングについて今だから思うことを教えていただきました。

 

ひとりの女性として、結婚と美容師としてのキャリアをうまく両立させたいという思いはごく自然なことです。

 

もし結婚や出産のタイミングで悩んでいるあなたにとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

 

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