【現役美容師に聞く!】手荒れに効くハンドクリームは?おすすめと選び方もご紹介
毎日お湯や薬剤を使う美容師さんにとって、手荒れは職業病ともいえるものです。水仕事は手荒れを起こしやすく、ハンドクリームが欠かせません。
そこで手荒れに効くハンドクリームについて、現役美容師さんにアンケートを取りました。おすすめのハンドクリームや選び方をご紹介しますので、手荒れに悩む方はぜひ参考にしてください。
現役美容師が回答!ハンドクリームの選び方
手荒れケアとして、どのようにハンドクリームを選んでいるのかについて現役美容師の方に聞いてみました。現役美容師の方の多くは、使用感・成分・お肌へのやさしさ・手荒れへの効果という4つのポイントでハンドクリームを選んでいるようです。
使用感
・ベタつかないこと(30代スタイリスト)
・香りとべたつき感で選んだ(30代)
・ベタつきすぎず、浸透しやすい。傷にしみない(30代スタイリスト)
・べたつかないものを選んで使っている(40代)
現役美容師に聞いたハンドクリームの選び方として、一番多かったポイントは使用感でした。
お客様の施術をしたり接客したりと、美容師さんは水仕事以外にも常に手を動かさなければなりません。だからこそ、べたつかないハンドクリームを選ぶ方が多いようです。
また手荒れを起こしているとハンドクリームがしみてしまうので、「傷にしみないかどうか」も美容師さんのハンドクリーム選びでは大事なポイントとなります。
成分
・無香料かどうか(30代スタイリスト)
毎日こまめに使うからこそ、ハンドクリームでは成分を重視するという回答もありました。界面活性剤や殺菌剤は手肌の刺激になるので、普段からお肌が弱い方や手荒れがひどいかたは避けた方がいいでしょう。
また美容師さんはお客様の顔周りで手を動かすことが多いため、無香料であることも重視されているようです。
手荒れへの効果・お肌へのやさしさ
・保湿力(30代スタイリスト)
・手荒れが治るかどうか(40代オーナー・経営者)
・お肌にやさしいタイプ(30代 )
・しみないかどうか(30代経営者・オーナー)
ハンドクリームは手荒れへの効果で選ぶという回答も多くありました。
コスパ重視
・安価であること(30代 )
・毎日使うので安くて良いもの(30代スタイリスト)
毎日使うハンドクリームは値段を重視するという回答もありました。ハンドクリームは値段の幅が広く、高価なものはなかなか続きません。手荒れケアで欠かせないハンドクリームは、コスパも重要です。
手荒れに効く!現役美容師おすすめのハンドクリーム6選
現役美容師の方に手荒れケアにおすすめのハンドクリームを聞いたところ、6つの名前が上がりました。
ADJUVAnT / Neco(3票)
・手荒れしない、肌質が良くなる(40代経営者・オーナー)
・保湿感、香り、ベタつかない(30代スタイリスト)
・洗っても残ってる感があるから(30代スタイリスト)
現役美容師の方に聞いた手荒れケアにおすすめのハンドクリームとして、一番人気なのがADJUVAnT(アジュバン)のハンドクリーム「Neco(ネコ)」でした。
美容室専売のヘアケア・スキンケア化粧品メーカーであるADJUVAnT(アジュバン)は、現役美容師さんにとって有名なブランドです。ハンドクリームNecoは、手荒れ予防・シワ改善・美白効果のある薬用ハンドクリームです。
ユースキン(2票)
・高い保湿力と値段のバランス(30代スタイリスト)
オレンジ色のクリームで有名なユースキンは、手荒れケアとして定番のハンドクリームの1つです。多くの薬局やスーパーで販売しているので、使い切ってもすぐに買い足すことができます。
クリニラボ へパリオモイストバリア
大正製薬のクリニラボ へパリオモイストバリアは、アルコール消毒や水仕事などでゆらぎがちなバリア機能をサポートするため、保湿成分や抗炎症成分を配合しています。べたつかずサラっとした使用感が現役美容師さんに評価されたハンドクリームです。
サキナ
美容器具や化粧品の卸販売などを行う株式会社フヨウサキナのハンドクリームで、たっぷりの保湿成分とコクのあるリッチな使用感が特徴です。うるおいヴェールで潤いが続き、塗った後すぐスマホを操作できるほどさらっとした使い心地が人気です。
iLiR(イリアール)
スキンケアアイテムですが、ハンドクリーム代わりや手足の乾燥にも使える乳液です。さらっとした着け心地が評価されており、水分保持能力の高さが特徴となっています。
上記の回答以外にも、お客様のヘアセットで手に残ったヘアバームを手に付けているという回答もありました。施術のついでに塗ることができるので、塗るタイミングに悩むこともないですね。
美容師さんがハンドクリームを付けるタイミングはいつ?
常に水やお客様の髪に触れている美容師さんは、いったいいつハンドクリームを塗っているのでしょうか。タイミングについても、現役美容師さんに聞いてみました。
常につける
手荒れ改善のために、常につけるという回答もありました。べたつかず使いやすいハンドクリームなら、こまめに塗ることができますね。
水を触った後につける
・水を素手で触った後(30代スタイリスト)
手荒れの大きな原因となる水仕事の後にハンドクリームを使うという回答もありました。水仕事の後に手荒れの症状が強く出る人も多いので、手荒れケアとしておすすめのタイミングです。
休憩前またはサロンワークの後
・サロンワークが終わってからしか塗らないです(30代スタイリスト)
一番多かった回答が、休憩前やサロンワークの後にハンドクリーム塗るというものでした。
施術や接客に加え電話対応などの事務仕事などをすることが多く、勤務中はハンドクリームを塗ってもすぐ落ちてしまうものです。休憩中など、手を休めるタイミングでハンドクリームを使えば、落ちる心配もありませんね。
その他
・乾燥してるなってふと思った時(40代経営者・オーナー)
・塗らない。気が向いたとき(40代)
・ほとんど塗れていません(30代スタイリスト)
ハンドクリームは塗らないという回答も多くありました。またタイミングは決めておらず、気が向いたときだけという現役美容師の方もいらっしゃるようです。
手荒れに悩む美容師さんへのアドバイス
最後に、手荒れに悩んでいる美容師さんに向けてのアドバイスも聞いてみました。塗り方や心がけなど、さまざまな角度からの回答が集まっています。
習慣
・ヘアワックスでも手荒れはするのでしっかり洗う。ワックスジェルはなるべく使わず、オイルやバーム仕上げにする。仕事中にも上手に保湿し続けることがマシになるコツです!(30代経営者・オーナー)
・夜にしっかり付けて手袋をして寝る(30代スタイリスト)
・休みの日に石鹸で手を洗って拭いた後にハンドクリームをつけて、綿の手袋をはめてしっかりと保湿する(30代スタイリスト)
・クリームかオイル塗って手袋をして寝る(30代)
・常に塗ること(30代)
・生活習慣の見直しも必要だと思いますので、心がけて下さい(30代スタイリスト)
・毎晩、保湿とシャンプーを変えること(40代)
手荒れケアのアドバイスとして一番多かった回答は、習慣についてのアドバイスでした。寝るときにハンドクリーム+手袋をするという回答が多く、勤務中なかなかハンドクリームを使えないという方にもおすすめです。
塗り方
ハンドクリームを爪の甘皮に塗るというアドバイスがありました。甘皮部分も乾燥している、爪周りが乾燥しやすいという方は、ぜひ試してみてください。
成分
香料入っていないハンドクリームが良い(30代)
勤務中もハンドクリームを使う方や香り付きが好みでない方は、無香料のハンドクリームがおすすめです。
心がけ
諦めない・継続(30代)
毎日水仕事を続ける美容師さんの中には、しつこい手荒れに諦めてしまう方も少なくありません。職業病ともいうべき手荒れは、諦めずに毎日コツコツと続けるという心がけが大事なようです。
まとめ
以上、手荒れにおすすめのハンドクリームや選び方、塗り方について、現役美容師の方にアンケートをお願いしました。この記事の内容をまとめます。
- ・手荒れケアのハンドクリームは、べたつかないものが人気である
- ・現役美容師の方は、休憩前やサロンワーク後にハンドクリームを塗る人が多い
- ・手荒れ対策として、寝る前にハンドクリーム+手袋が人気
水仕事や薬剤など手肌に負担がかかる美容師さんは、手荒れ対策が欠かせません。ぜひご紹介したようなおすすめハンドクリームや選び方を参考にして、手荒れケアを行ってくださいね。
JOBOONでは美容師さんに役立つコラムを掲載しているので、ぜひ参考にしてください