【美容師29人が回答】デビューまでにどれくらいかかった?頑張ったこともご紹介
「なかなかスタイリストデビューができない」
「みんなスタイリストになるまで、何年ほどかかっているのかな?」
とお悩みの方へ。
美容師さんとしてお客様の施術を担当するためには、スタイリストとしてデビューしなければなりません。
毎日アシスタントとして頑張っているのに、「なかなかデビューできない……」と悩んでいる方は多いものです。
そこで今回は、現役美容師さん29人にスタイリストデビューまでにかかった年数を聞いてみました。
デビューするために頑張ったことも聞いたので、ぜひ参考にしてください。
デビューまでにかかった年数について
現役美容師さんにスタイリストデビューまでのかかった年数を聞いたところ、以下の結果となりました。
最も多かった年数は3年で、アシスタントさんがスタイリストデビューまでにかかる平均的な期間は3年といえるようです。
早い方は1年2年程度の方もいますし、4年や5年かかる方もいます。
女性の場合、妊娠・出産を挟むとどうしてもブランクができてしまいますから、それらが影響してデビューまで年数がかかってしまうケースもあります。
スタイリストデビューするために取り組んだことや頑張ったこと
実際にスタイリストデビューを叶えた美容師さんたちは、デビューに向けてどのような努力をしたのでしょうか。
アンケートを取ったところ、以下の回答をいただきました。
・レッスンを受講する
・練習あるのみ
・先輩や店長に教えてもらう
・トレンドを追いかける
それぞれについて、順番に解説します。
レッスンを受講する
スタイリストデビューのために頑張ったこととして最も多かった回答は、レッスンに関することでした。
ヘアサロンやディーラーではレッスンを開催しており、アシスタントさんを対象に知識や技術を教えてくれます。
デビューを目指すアシスタントさんは、まずはレッスンをたくさん受けて学ぶことが大事です。
<関連記事>
【現役美容師14人に聞いた】就職後に受けた講習はある?受講した結果もご紹介
練習あるのみ
アシスタントさんはまだお客様の髪を触ることができず、ウィッグやモデルさんで練習します。
技術の高さは練習の多さに比例しますから、先輩や店長に認められるためには練習が欠かせません。
先輩スタイリストさんたちは、レッスンで学んだことを自分でできるようになるよう、モデルハントやウィッグで練習に打ち込んでいたようです。
<関連記事>
【現役美容師47人に聞いた】カットモデルの効率的な探し方とトラブル回避のコツ
先輩や店長に教えてもらう
ヘアサロンで自分について教えてくれる店長や先輩は、アシスタントさんにとって大事な存在です。
直属の上司・先輩に体当たりで学び、技術を身につけたスタイリストさんはたくさんいます。
以前はヘアサロンの営業終了後や休日などでレッスンを開催するケースも多かったようですが、今では働き方改革としてその時間も見直され、勤務時間内にレッスンするサロンも増えているようです。
トレンドを追いかける
常に新しい技術やデザインが生まれる美容業界では、トレンドにアンテナを張ることが重要です。
もともと流行に興味があり、トレンドを追うことが好きな方は、美容師さんとして伸びしろがあるでしょう。
そのほかで取り組んだことや頑張ったこと
美容師さんは技術だけでなく、カウンセリングや店販のためのトーク力も欠かせません。
アシスタント時代に磨いておくことで、よりスタイリストへの道が近づくでしょう。
スタイリストになって初めて感じたことや気づいたこと
憧れのスタイリストデビューを果たせば、ついにお客様への施術がはじまります。
アシスタント時代とは大きく違う仕事内容に、現役スタイリストさんは多くのことを感じているようです。
大きく分けると、以下の内容で回答をいただきました。
・ウィッグとお客様の頭の違い
・お客様とのやり取りの難しさ
それぞれについて、順番に解説します。
ウィッグとお客様の頭の違い
ヴィッグは髪質や骨格が一定で施術しやすいですが、実際のお客様の頭は人によって違いがあり、スタイリストデビューしたばかりの方は戸惑うようです。
頭の形や髪質はバラバラなので、スタイリストデビュー後は人頭での経験を積んでいく必要があります。
お客様とのやり取りの難しさ
施術と接客を同時に行う美容師さんは、お客様とのやり取りに慣れるまでが大変です。
スタイリストとしてデビューすると、お客様のご要望を聞き取る必要が出てきます。
丁寧にカウンセリングしたり店販をしたり、施術と同時並行で行わなければなりません。
その他の初めて感じたことや気づいたこと
アシスタント時代は練習以外でハサミを持つことができず、スタイリストになりハサミを持てたことに喜びを感じる方が多いようです。
また自分のカットでお客様が喜ぶ様子は、モデルさんやウィッグからは得られない感動があります。
【アシスタントさん回答】スタイリストを目指して取り組んでいること
最後に、現在アシスタントさんとして勤務している方に対してスタイリストデビューに向けて取り組んでいることを伺うと、以下の内容をいただきました。
・連絡の積み重ね
練習の積み重ね
自分の腕一本で身を立てていく美容師さんは、練習を積み技術を身につけていくことが重要です。
現在アシスタントの方も、コツコツと練習を重ねてデビューを目指しています。
まとめ
美容師さんがスタイリストデビューまでにかかる年月について、実際の先輩方の声やデビューするために努力していることをご紹介しました。
なかなかスタイリストデビューが決まらないと不安になりますが、練習や勉強など、できることはたくさんあります。
スタイリストデビューした先輩方も、陰でさまざまな努力をしています。
今回ご紹介した内容を、ぜひご自分のスタイリストデビューへと役立ててください。
大阪・神戸など関西の美容師求人サイトをご紹介しているJOBOON(ジョブーン)では、美容師さんの就職・転職やお悩み解決に役立つコラムを掲載しているので、ぜひ参考にしてください。