【現役美容師に聞いた】接客が上手い美容師の特徴は?先輩の失敗エピソードもご紹介
「美容師として接客スキルを高めたい」
「接客が苦手。上手い人から学びたい」
とお悩みの美容師さんへ。
美容師さんはカットやカラーの技術だけでなく、高い接客スキルも求められます。
施術中はつい手元に集中しがちですが、お迎えからお見送りまでお客様に気を配ったり話しかけたりして、接客も気を抜けません。
しかし、美容師さんの中には「接客が苦手」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
接客スキルを高めるためには、先輩や周りの美容師さんを参考にするのがおすすめです。
そこでこの記事では、現役美容師さん12人に聞いた接客で大切にしていることや、上手い美容師さんの特徴についてのアンケート結果をご紹介します。
接客にお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
今回は、アシスタントから店長まで以下12人の美容師さんから回答をいただきました。
・22歳 女性 2年 アシスタント
・25歳 女性 5年 スタイリスト
・25歳 男性 5年 スタイリスト
・26歳 男性 6年 スタイリスト
・26歳 男性 6年 スタイリスト
・29歳 女性 9年 スタイリスト
・30歳 男性 9年 スタイリスト
・33歳 男性 14年 店長
・35歳 男性 15年 スタイリスト
・46歳 男性 26年 オーナー
・50歳 女性 30年 オーナー
・58歳 男性 40年 オーナー
美容師さんが接客で大切にしていること・工夫していること
美容師さんが接客で大切にしていることや工夫していることについてアンケートを取ったところ、以下の回答をいただきました。
・気配り・心配りを絶やさない
・会話やコミュニケーション
・心構えや意識
それぞれについて、順番に解説します。
気配り・心配りを絶やさない
接客では、明るさやお客様に合わせた対応を心がけているという回答をいただきました。
接客する側の美容師さんが明るく感じの良い対応をしてくれるだけで、初めてで緊張しているお客様もリラックスできるものです。
会話やコミュニケーション
美容院に来たほとんどのお客様は、髪に興味関心を抱いています。
そのため、髪のアドバイスをしたり悩みを聞いたり、髪のプロとして接客しているという回答を多く頂きました。
「どのような会話をすれば良いかわからない」と悩んでいる美容師さんは、回答にもあるようにまずは髪に関する悩みを聞くなど、ヒアリングする姿勢を意識すると良いでしょう。
心構えや意識
現役美容師さんの中には再来のお客様でも初めてのように接するなど、お客様目線での対応をされています。
美容師さんとして施術をしながらお客様のことを考えて行動できることは、すごいことです。
美容師さんがこのような姿勢であればお客様も心地が良く、「次もここに来よう」と思うでしょう。
過去に失敗してしまった接客エピソード
どんなに接客スキルが高い美容師さんでも、過去には失敗した経験があるものです。
現役美容師さんが過去に接客で失敗してしまったエピソードを聞いたところ、以下の回答をいただきました。
・技術不足で満足いただけなかった
・お客様との会話で失敗してしまった
・お客様への配慮が足らなかった
それぞれについて、順番に解説します。
技術不足で満足いただけなかった
デビューしたての若い美容師さんは、技術を磨いている最中の方も多く、技術不足による失敗を経験した方もいるようです。
上記のような失敗を経験して、一人前の美容師さんへと成長するのではないでしょうか。
お客様との会話で失敗してしまった
カットなどの施術をしながらお客様と会話をするのは、慣れないうちは難しいものです。
緊張して話せなかった、専門用語を使いすぎてしまったという回答をいただきました。
また複数のスタッフが1人のお客様を施術する時、失敗しがちなのが同じ質問をしてしまうことです。
仕事や趣味など、最初に聞きがちな話題はなるべく被らないように気を付けたほうが良いでしょう。
お客様への配慮が足らなかった
お客様の髪を扱う美容師さんは、施術に集中しながら笑顔で会話もしなければなりません。
またドリンクサービスがある美容室なら個別カルテに「コーヒーNG」と書いたり、「会話はお好きではない」など注意点をメモしたりして、情報を共有するようにしましょう。
「あなたのことをちゃんと覚えていますよ」というメッセージがお客様に伝われば、再来率もアップします。
その他で接客で失敗してしまったエピソード
来店時は「いらっしゃいませ」と挨拶をする、初めてのお客様には自己紹介するなど、美容師さんとして基本とされている接客は常に意識しなければなりません。
忙しいと気づかなかったり忘れてしまったりするので、気を付けましょう。
現役美容師さんが思う「接客が上手い人」はいますか?
現役美容師さんが思う「接客が上手い人」についてアンケートを取ったところ、以下の回答をいただきました。
・いつも笑顔で接客している
・接客のプロとしての意識・心構えがある
・会話やコミュニケーションが上手い
・技術も接客もスキルが高い
それぞれについて、順番に解説します。
いつも笑顔で接客している
接客が上手い人の特徴として最も多かった回答は「笑顔で接客している人」でした。
“笑顔で接客”といえば、接客業では当たり前かもしれません。
しかし目の前のお客様を綺麗にしたりかっこよくしたり、ご要望に応じてカットやカラーといった施術は真剣になるほど怖い顔になりがちです。
技術に集中する一方でお客様には笑顔で接客……という良い表情ができてこそ、接客が上手い美容師さんなのかもしれません。
会話やコミュニケーションが上手い
美容師さんは時に会話のスキルも求められます。
しかし自分が話すスキルではなく、アンケート結果では聞き上手な人という回答を多くいただきました。
お客様が気持ちよく話せるような、適度な相槌も接客上手な特徴の1つです。
技術も接客もスキルが高い
カットやカラーの施術は集中して真面目な顔になりがちです。
しかし技術が身についていれば接客にも余裕が生まれ、接客上手な人になれます。
接客のプロとしての意識・心構えがある
美容院はさまざまなお客様が来店されますが、中には「苦手だな」「接客したくないな」と思う方もいるでしょう。
しかしそんなことを感じさせず、心のこもった接客ができる方はまさに接客上手です。
まとめ
美容師さんの接客について、現役美容師さんが大切にしていることや失敗エピソード、接客上手な方の特徴をご紹介しました。
接客スキルを高めたいと思っている方は、ぜひ今回の記事を参考になさってください。
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