美容室に置く観葉植物のオススメは? | 置き場所や交換時期なども紹介
- 「サロンを改装するから観葉植物を新しく入れたいけどどんなものがいいかな」
- 「キレイな観葉植物を維持するにはどれくらいの頻度で交換しないといけないんだろう」
多くのサロンで見かける観葉植物は、今や空間づくりに必要不可欠なインテリアアイテムとなっています。
とはいえ、上記のように、どんなものを入れればいいのか、お世話はどんなふうにすればいいのかお悩みになる方は少なくないでしょう。
この記事では、サロンに設置する観葉植物について、複数のオススメの品種・置き方・お世話や交換のタイミングなどについてを紹介していきます。
実際にお世話されているサロンスタッフさんから直接聞いた情報もあるので、是非ご参考になさってください!
やっぱり観葉植物があると雰囲気が変わる!人気の理由3つ
冒頭でも述べた通り観葉植物は多くのサロンに置かれていますが、やはりそれには理由があります。
たとえば…
- ・お客様に安心感や癒しを与える
- ・コンセプトに合わせた空間づくりができる
- ・インテリアに詳しくなくてもオシャレな雰囲気を作りやすい
など。
まず、観葉植物の色に注目すると、緑色には安心・癒しを与える効果があるといわれています。
お客様が長時間滞在するサロンではリラックスして施術を受けていただきたいですよね。
また、作り物の観葉植物よりも実物の観葉植物の方があたたかみがあり、切り花よりもずっと長持ちするというメリットもあります。
さらに、サロンのコンセプト(癒し・ナチュラル)に合わせた空間づくりができるほか、1鉢置くだけでオシャレな雰囲気を作れるという手軽さも。
観葉植物の入手ルート|贈り物・購入・内装業者
では実際に観葉植物を置きたいという場合、どこで入手するのがよいでしょうか。
観葉植物を置いているサロン様に入手経路を聞いたところ次のような声がありました。
- ・開店・改装・移転時にお祝いとしてもらった
- ・店に合うものを花屋さんやホームセンターで買った
- ・開店・改装時に内装業者さんに頼んで取り寄せてもらった
一番多いのはやはり、贈り物としてもらってそのまま置いているというパターンのようです。
とはいえ、サロンの雰囲気にイマイチ合わなかったり、しばらくして枯れてしまったりすると新しいものを買いたくなりますよね。
そういった場合は、新たに自分で買いに行ったり、業者に頼んで取り寄せたりするようです。
観葉植物は長持ちする?交換の頻度やタイミング
観葉植物をいざ買うとなった時に気になるのが「どれくらい長持ちするか」というところ。
実のところ観葉植物はお世話と環境がよければ何十年でも持ちますので、「何年で交換が望ましい」とは一概に言えません。
サロンの場合、木のようなタイプの観葉植物なら3〜5年ほどは持つという意見をよく聞きますので、こちらを目安とされてみるのも良いでしょう。
ただ、弱ってきた場合・枯れてきた場合は思い切って交換してしまうのがおすすめ。
特に次のような兆候が見られたら、回復や剪定を試みるほか、交換を検討し始めるといいですね。
- ・葉っぱが落ちて無くなってきた
- ・大きくなりすぎてサロンのイメージや空間に合わなくなった
美容室に置く観葉植物を選ぶ2つのポイントとオススメの種類
観葉植物を選ぶ2つのポイントは次の通りです。
- ①インテリアやコンセプトに合うものを選ぶ
- ②葉が大きく印象的なものを選ぶ
それぞれ具体的な内容と、オススメの品種を紹介していきます。
①インテリアやコンセプトに合うものを選ぶ
まず絶対外せないのが、サロンのイメージに合わせたものを選ぶこと。
その際、植物本体だけでなく植木鉢や鉢カバーにもこだわりましょう。
例えば、ウッド素材が多いナチュラルテイストの室内には、同じく優しく落ち着いたイメージのある深い緑の葉の植物や可愛らしい形の葉っぱの植物が似合います。
ナチュラルな雰囲気に合う観葉植物の例:ベンガレンシス(ベンガルゴム)、モンステラ
可愛い葉っぱの観葉植物の例:ウンベラータ、ガジュマル
鉢もマットな質感の陶器や、木材のものを選ぶ他、麻袋で覆うなどの演出をしてみるといいですね。下の写真はウンベラータです。
逆にシンプルでモダンなインテリアの場合は、直線的でスタイリッシュな木を選ぶか、他では見かけないような現代アートのような個性的な木を選んでみるのがオススメ。
直線的でスタイリッシュな観葉植物の例:ドラセナ、ユッカ、オーガスタ
個性的な観葉植物の例:ボトルツリー、ミルクブッシュ
鉢もスタイリッシュなデザインで白や黒などの色のものが合うでしょう。下の写真はミルクブッシュです。
「どんなのが合うかイメージしづらい」という場合は、インテリアのカタログを見たり、花屋さんで相談するとヒントを得られるかもしれませんよ。
②葉が大きく印象的なものを選ぶ
サロンの雰囲気にあったものを色々検討することもオススメですが、「とにかく何か置きたい!」という場合は、できるだけ葉っぱの大きな品種を選ぶことがオススメです
葉っぱが大きいだけで存在感があり、その形によってイメージづくりをすることができます。
葉っぱが大きい観葉植物で育てやすいものの代表例は次のようなものです。
- ・パキラ
- ・オーガスタ
- ・ウンベラータ
- ・セロウム
- ・ゴムの木の仲間
観葉植物の設置場所
観葉植物は基本的には風通しの良い半日陰で、冬は外気が当たらず夏は暑くなりすぎない場所に置くのが良いとされています。
ですので、日光の入らない落ち着いた照明のサロンの場合、長期的に維持するのは難しい可能性があります。
そういった前提がある上で、全体に明るいサロンの場合のおすすめの設置場所をいくつか紹介します。
- ①セット面周辺
- ②受付周辺
- ③扉付近や店内に動線として配置
①セット面周辺
多くのサロンでは、長時間お客様の目に入るセット面周辺に観葉植物を置かれているようです。
鏡と鏡の間のスペースのほか、棚に小さな観葉植物を飾るのも可愛いですね。
②受付周辺
お客様が店内に入ってきてまず通る受付周辺も設置ポイントとして人気です。
カウンターとのバランスを見て、出入りの邪魔にならない場所に置きましょう。
③扉付近や店内に動線や目隠しとして配置
店内の構造が複雑な場合の動線や、路面店の場合の往来からの視線やお客様同士の目隠しに観葉植物を使われるケースもあります。
ただ、小さいお子様連れのお客様が多いサロンでは、あまりたくさん置きすぎないように注意されることがおすすめです。
観葉植物のお世話の方法
観葉植物のお世話の基本は、やはり水やりです。
水やりにもコツがあって、毎日決まった量をあげればいいというわけではなく、「土の表面が乾いたら鉢底から流れるくらいたっぷりと水をやる」というのが目安。
少し乾かす理由は、観葉植物は葉っぱだけではなくて根からも呼吸するので、土の中がいつも水浸しでは腐って枯れてしまうことがあるからです。
ただ、水栽培や鉢の種類、さらに品種によって細かい育て方は異なってきますので、購入時にしっかりと花屋さんや業者のプロの方にお世話の方法を聞いておくのがおすすめです。
レンタル屋さんや花屋さんに定期的に交換に来てもらうという方法も
スタッフの人数が少なく、毎日忙しくてなかなかお世話ができない…という場合は、レンタル観葉植物や、切り花の定期便などもオススメです。
忙しくてすぐに枯らしてしまう場合、新たな購入費用だけでなく、枯れた植物や鉢の処分にも労力や費用がかかることがあります。
大型の観葉植物はあまり安くないので、すぐ枯れて買い替えが必要な場合はレンタルなども視野に入れて見てはいかがでしょうか。
グリーンにこだわらないという場合は、花屋さんの切り花定期交換サービスなども良いかもしれません。
まとめ
サロンを彩る観葉植物について紹介しましたがいかがでしたか?
記事でも紹介したように、開店時に贈り物としてもらった観葉植物を長く育てられているサロン様は多いです。
ただ、それが枯れてしまった場合のほか、サロンのイメージ作りをもう一歩頑張ってみたいという場合は、ぜひ新しくお気に入りの植物を見つけて置いてみてくださいね。