美容師さん必読！お客様アンケート「また行きたい美容室・こんな美容師はイヤだ」
今回は、20代から40代の一般のお客様・男女19人に聞いた、
こんな美容師はイヤだ！
こんな美容室にはまた行きたい！
について、リアルなアンケート結果を紹介します。普段聞けないお客様の本音を書いていますので、美容師の皆さまは、集客の参考にしてみてください！
こんな美容師は絶対イヤ！もう2度と行きたくない美容室
まずは、「こんな美容師は絶対イヤ！もう2度と行きたくない！」と感じる美容室についてアンケートを集計してみました。
アンケートは20代から40代の男性12人・女性7人から聞いています。
19人の一般のお客様に聞いた結果は以下です（複数回答あり）。
- コミュニケーションが不快 42.5%
- 技術が下手 22.5%
- 店の雰囲気が悪い 15.0%
- その他 20.0%
それぞれについて、どんな声があるか見てみましょう。
コミュニケーションが不快
■美容師さんの話が長い・マシンガントークがいや！
ずっと話しかけてくる美容師さんは苦手です。
（30代前半 女性）
眠たかったとき、アシスタントの男性が、シャンプーとカラー剤を塗る間にずっと話しかけてきて、こっちは下を向いて目をつぶってるのに、マシンガントークだったときは、とてもイライラしました(笑)
（20代後半 女性）
とにかく話さないと気まずいと思っていて、相手の空気感を無視して一方的にマシンガントークする美容師さん。
（30代後半 女性）
会話が馴れ馴れしくて、距離感が近すぎる美容師さん。
（40代前半 男性）
雑談は嫌いなので、話しかけられるのが辛いです。
（40代前半 男性）
シャンプーの時にどんどん話しかけてくるとき。
（30代前半 女性）
美容師さんが「何か話さなくちゃ」と思って不自然な会話をしてくるのが嫌だ、あるいはシャンプー中に話しかけられても姿勢が悪くて返答しづらい、といった声がありました。美容師さん側が、心地よい接客を考えて話しかけているつもりでも、お客様のとらえ方は様々ですね。
■会話をしない
会話をまったくしない美容師さんは、考えていることがわからないので怖く感じます。
（30代後半 男性）
そっけない対応。サービス業でもあると思うので、お客に気を遣わせないでほしい。
（40代前半 男性）
逆にまったく会話をしない美容師さんや、そっけない対応の美容師さんも、お客様からの印象は良くないかもしれません。
■説明が丁寧でない
大雑把にしか注文を聞かない美容師さん。
（30代後半 男性）
スタイルのことで素人なので説明しにくいのですが、話を拾わずに「で、どうしますか？」しか言ってくれないのがしんどかったです。前向きにフォローや提案をしてほしい。
（40代後半 男性）
「横は短めにしてください」と言ったら、「8㎜ですか、12㎜ですか？」みたいに質問されるのですが、数字ではわからないので、イメージ写真とかを見せてもらって説明してもらうとありがたいです。
（40代後半 男性）
プロとしての説明や提案をお客様は望んでいるので、画像等も用いながらお客様のイメージしやすい言葉で、接客することが大事かもしれませんね。もちろん笑顔も必要です！
■話が不自然もしくは不愉快
「すみません」が多すぎる美容師さんとの会話には気を遣いました。
（20代後半 男性）
「今日この後に何するんですか？」と予定を聞いてくる美容師さん。たぶん定型文なんでしょうけど(^_^;)
（20代後半 男性）
昔、学生の頃に遊びに誘われた時は困りました。
（30代前半 男性）
自慢話ばかりする美容師さんや、難しい話をする美容師さんは、イヤかもです。
（40代前半 女性）
仕事帰りにカットへ行ったとき「整髪料は落としてから来てください」と上から目線で言われたので、腕は良いのかもしれないけれど店を変えました。
（40代後半 男性）
お客様と数十分から数時間を一緒に過ごす美容師さんは、会話の内容や話す態度にも気を配らなければなりません。お客様と打ち解けたいからと言って、踏み込んだ話をいきなりするのは注意したほうが良いでしょう。
お客様との会話でお悩みの方は、下記の記事も参考にしてみてください。
美容師が今日から使える話題！頭に入れておけばいろんなお客さんに対応できる
技術が下手
会話や接客ではなく、技術に不満があってリピートをしなかったお客様のコトバを紹介します。
イメージと全く異なる髪型になった。
（40代前半 男性）
カットの仕上がりが下手。スタイリストさんの腕があまりにも悪い店は2回目は行かない。
（40代前半 男性）
カットが下手、カラーが下手、想像と全く違う仕上がりになった。
（20代後半 女性）
早いけれど、技術が雑すぎる。
（40代前半 男性）
時間がかかりすぎる。1時間座るのがしんどいです。
（40代前半 男性）
技術が雑すぎる。前の方は髪の毛が少ないから切らないで欲しいのに、何も聞かずに切られるとショック。
（40代前半 男性）
技術というよりも、お客様の仕上がりイメージとかけ離れた結果が、「技術が悪い」となっているのかもしれません。この点は、カット中やカラーの際にお客様とコミュニケーションをとって、仕上がりイメージを一致させていくことも大事ですね。
店の雰囲気が悪い
チャラい態度の美容師さんは苦手です。
（40代前半 男性）
長時間、放置されるのは嫌ですね。その前にちゃんと言ってほしい。
（40代後半 男性）
店内の清掃が行き届いておらず、タオルが臭くて行かなくなりました。不潔はNGです。
（40代前半 女性）
スタッフ同士の雰囲気が良くないところ。そういうのはすぐに感じ取れます。せめてお客さんの前では出さないでほしいです。
（40代後半 男性）
周りが凄くうるさい美容室はいやです。他の美容師さんとお客さんの大声の会話などです。
（40代前半 男性）
機嫌悪そうな美容師さんに当たると、「態度に出したらダメだよな～」と思いながら、その店は次から行きません。
（40代後半 男性）
美容師同士の叱責を見たとき。
（30代前半 男性）
特に今回アンケートで出てきたのは、「美容師さん同士の関係」についてでした。「この二人は仲が悪いの？」「偉そうにアシスタントさんに指示してる」「半分無視してるんじゃない？」というようなスタッフ間同士の関係は、お客様も敏感に感じとってしまうようです。
できるだけ、内輪のことはお客様に出さないようにしたいところですし、それがプロのサービスではないでしょうか？
リピートしないその他の理由
美容師さんの服や髪型がイケてないと、通おうと思えません。
（20代後半 女性）
髪が傷みまくってる美容師さんに、トリートメントの話を熱弁されても入ってきませんでした(^^)
（20代後半 女性）
サービスやコミュニケーションを通して信頼関係ができず、そこにいることに心地よさを感じなかった。
（40代後半 女性）
アシスタントの女性が、延々とシャンプーの営業をしてくるサロン。断ってからの粘り方がすごくて「シャンプー売らないとどうにかなるんか」くらいの。その店はカットが上手かっただけに、通いたかったので残念だった。
（20代後半 女性）
若い男性美容師さんに、「風俗とか行かないんっすか？」と質問され、おすすめの風俗店の話をされたときは「この店の基本的な接客教育ってどうなってるの？」と思いました。結構な大型店舗でした。社会人としての教育ができていない美容室は、腕が良くても2回目はないですね。
（30代後半 男性）
美容室なのに、流れ作業的にカットしていると感じた時。他のことに気がいっていて、私のことに集中していないように感じました。
（40代後半 男性）
営業をかけてくる、美容師さん自身がオシャレでないといった意見は、女性からのものが多かったです。
いかがでしたでしょうか？リピートしない理由は他にも色々あると思いますが、これらお客様の生の声を活かして、集客力のあるサロンを目指してみてくださいね。
それでは次に、「リピートしたくなる美容室」のお客様の声を見てみましょう。
絶対に次も行きたくなる美容室、指名したくなる美容師！
リピートしたくなる美容室はこんなところ！
イメージしている髪形を、髪質や雰囲気を加味して提案してくれる美容室はまた行きたい。
（30代後半 男性）
美容師さんとのトークが快適な店。
（20代後半 男性）
要望の汲み取りが早く正確な美容師さんにはリピートで行きます。
（20代後半 男性）
美容師さんの技術力があること。とくに私はずっとショートなので、カットが上手い美容師さんを見つけると指名で通うことが多いです。
（20代後半 女性）
ぼんやりしたイメージを伝えても「じゃあこの色にしますか？」「この施術やってみますか？」と具体的に提案してくださる美容師さんは、信頼できるし、通いたいってなります。
（20代後半 女性）
お店の雰囲気が高級感があったり、いい匂いがする。
（20代後半 女性）
アシスタントさんの対応まで行き届いている。変な営業を仕掛けてこない。
（20代後半 男性）
こちらが話したくない気分のとき、自然と察して放置してくれる美容師さん、サロン。シャンプーが上手いサロンは通いたくなります。
（20代後半 女性）
美容師さんが話しやすい。お店の雰囲気が落ち着く。相談のしやすさで決めています。
（30代後半 女性）
施術の技術、担当美容師さんの雰囲気や人柄が良いと通います。
（40代前半 男性）
会話数が多すぎず、少なすぎず、カットのチェックが多め(切りすぎを防ぐため)のお店。安心感があります。
（30代前半 男性）
技術が良く、しかも人柄の良い美容師さんはリピートします。私が指名して通っている美容師さんは、毎回カットの前にワクワクさせてくれ、変身させてくれるのでお気に入りです。
（40代後半 男性）
お客様が、「自分の髪質やスタイルに合った提案をしてくれて、技術も良い。しかも美容師さんの人柄も、店の居心地も良い」というのがお客様がリピートしたくなるサロンの理想形なのは言うまでもありません。
ちなみに、今回の19人のお客様に「技術」と「接客」どちらが大事かもアンケートを取りました。
「技術」と「接客」はどちらも大事！
「何を基準に美容室を選びますか？」と聞いた結果が以下です。
- 技術で判断する 42.1%
- 接客で判断する 15.8%
- 技術と接客で判断する 42.1%
この結果を見ると、「技術」で判断するお客様が42.1%ですが、同じ割合で「技術と接客」で判断するお客様も42.1%でした。技術が納得いくのは当たり前として、やはりそこにプラスアルファで「接客」の要素も満足していただくことで、リピートや指名につながるものと思われます。
一番大切なのは技術かもしれませんが、「技術さえ良ければお客さんはついてくる」と考えるのでなく、カット技術と接客対応、店の雰囲気をトータルでブラッシュアップしていくのが大切だと思われます。
美容室、美容師さんに「こんな事をしてもらえたら嬉しい」
最後に、美容室・美容師さんに「こんな事をしてもらえたら嬉しい」というアンケート結果を紹介します。
髪質にあったスタイリング・ホームケア・市販のおすすめシャンプーを教えて欲しい。
（30代前半 女性）
店舗によると思いますが「今日は話す気分かどうか」を確認して、接客してほしい。事前にアンケートで確認してくれるサロンはありがたい。
（20代後半 女性）
自宅に帰ってからのケア方法や、セット方法を丁寧に教えてくれると嬉しい。
（20代後半 女性）
シャンプー中だけは、基本的に話しかけないでほしい。
（20代後半 女性）
アンケートで色々事前に聞いてくれると楽だと思います。
（30代前半 男性）
自分に似合う髪型を提案してくれるのが嬉しい。
（40代後半 男性）
美味しいお店など有益な情報が欲しい。
（40代前半 男性）
長時間の施術時はマッサージを挟んでくれると嬉しい。
（40代前半 女性）
髪質、クセ、コンプレックスを解消するスタイルの提案。
（30代後半 女性）
仕上がりの写真を私のスマホで撮って欲しいです！
（20代後半 女性）
流行りのカラーリングを取り入れて積極的に画像を見せてくれて、イメージがわきやすいようにしてくれる。
（40代前半 女性）
カラーなど自分への施術をカルテで残していてほしい。（前回あれをやってどうだったから次はどうするという話ができる）
（30代後半 女性）
「自分がどんな風にカッコ良くなれるんだろう」とイメージさせてくれたり、提案してくれたり、ワクワクさせて欲しいです。
（40代後半 男性）
これらはほんの一部のお客様のご要望なので、他にも色々な意見があるかと思います。普段からお客様に、ご要望や不満に関するアンケートを取っておくと、サロンの集客率改善に役立つのではないでしょうか？
まとめ
今回は「また行きたい美容室」「こんな美容師はイヤだ！」をテーマに、実際にお客様へアンケートを取った結果を紹介しました。先述したようにお客様の声を収集することは、サロンの集客率をアップする上で非常に大切です。紙のアンケートでも結構ですし、ホームページやGoogleフォームを利用したアンケート収集も良いでしょう。
今回のお客様の生の声も、参考になれば幸いです。
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