美容師採用が難しい!経営者20名に聞いた人材不足の実態と解決策を紹介

業界全体が慢性的な人材不足に悩んでいる「美容師業界」だからこそ、採用活動に悩むサロン経営者さんは少なくありません。

 

人手不足を解消し円滑にサロンを運営するためには「① 採用活動への取り組み」はもちろん「②既存スタッフに継続してもらうための取り組み」が非常に重要となります。

 

今回JOBOONでは現役サロンオーナー20名を対象に「美容師採用」に関するアンケート調査を実施。人手不足に関する本音や採用活動で苦労していること、実践している対処法などについてお聞きしました。

【この記事を読めば】
✓人材不足に悩むサロン経営者の実態がわかる。
✓採用活動のどういった点に苦戦しているかわかる。
人材不足に陥ったとき、一時的に危機を乗り切った方法がわかる。
経営者が日常から実践している人材不足解消への対策がわかる。

美容師採用に悩む経営者は、全体の95%

考え込む男性

 

人材の入れ替わりが激しい美容師業界だからこそ、人材不足に悩むオーナーさんは少なくありません。

 

JOBOONではその実態を調べるべく、関西圏にて20店舗のサロン経営者さんを対象に「美容師採用に関するアンケート調査」をおこないました。

質問1.過去にサロンの人材不足・採用活動に悩んだことはありますか?

過去にサロンの人材不足・採用活動に悩んだことはありますか?のアンケート結果

 

 

悩んだことがある…95%
悩んだことはない…5%

 

調査結果より、現役経営者のうち全体の9割以上「採用活動や人手不足に悩んでいる」ことがわかります。

 

またこのうち「現在も悩んでいる」方が4割を占めるなど、あらためて美容業界における人材確保の難しさを実感する結果となりました。

 

質問2.「悩んだことがある」と答えた方は、どうやって人材不足を乗り切りましたか?

次に問1にて「採用に悩んだことがある」と回答した経営者に、一時的に人手不足を乗り越えた方法についてお聞きしました。

知り合いで美容師を辞めた方にお願いし、可能なタイミングだけ手伝いで来てもらっていた
予約数を制限し、その分メニューの単価を上げたりオプションを増やしたりして、売上減を少しでも防ぐようにしました。
スタッフを休ませないわけにはいかないので、自分の休みを削ってとにかく稼働した
「今のスタッフ数で、どうすればまわるか?」を考えました。そのためお客様にも協力していただき、スタッフのシフトに合わせて予約の時間の設定などをおこないました。
採用までの中継ぎとして「派遣美容師」を手配した。費用はそれなりに高かったが単発で依頼できるため、人手が足りない時は助かった。
前の職場の同僚や後輩、専業主婦をしている友人など、人脈をたどって片っ端から声をかけました。最終的には運よく知り合いの美容師さんを紹介してもらい、事なきを得ました。
採用にお金がかけられなかったので、チラシやハローワークで募集した。

調査の結果「新規の美容師さんを採用できた」との声がある一方、一時的に知り合いの美容師さんや派遣美容師に依頼した、あるいは既存のスタッフ数で乗り切られたケースも多いことがわかりました。

 

美容師採用のここが難しい!オーナーが苦戦した点は?

頭を抱える女性のサロンオーナー

 

ここまでの調査から、美容サロンにおいて「スタッフの採用活動」は非常に大きな課題であることがわかります。

 

実際にサロンオーナーの皆さんが採用活動のどのような点で苦労されているのかをお聞きしたところ、次のような結果となりました。

 

美容師採用のどういった点が難しかった・苦労したか?の調査グラフ

 

求める人材になかなか出会えない31.6%
求人サイトが高すぎる…26.3%
どの求人サイトがいいかわからない…21.1%
採用してもすぐ辞めてしまう…10.5%
その他…10.5%

 

1.求める人材になかなか出会えない

調査の結果、最も多かったのが「求めている人材になかなか出会えない」という声でした。

 

「人柄は良いが経験値が足りていない」「希望するシフトが合わない」など、自身の希望にぴったりの人材を探すことが非常に難しいとわかります。

ハローワークや求人媒体を通じて何名か面接したが、自分の店舗にマッチした人材にはなかなか出会えなかった。アシスタントの方を採用し、こちらとしてはスタイリストとして働けるよう育てるつもりだったが当人にその気がなく半年足らずで辞めてしまった。

 

2.求人サイトの掲載料が高すぎる

採用で苦労したポイントの2つ目が「求人サイトの掲載料が高額すぎる(値段の割に思う様な結果が出ない)」という声です。

 

とくに大手ではない中小規模サロン・個人サロンの場合「費用対効果が合わない」「良い人材を回してもらえない」といった理由から、採用活動の途中で掲載を断念されたオーナーさんも少なくないようです。

ランニングコストがかかる割に「いつ成果に繋がるかわからない」という不安が付きまとう。確かに一時的に応募数は増えたが、価格と見合った結果が得られなかった様に思う。
以前、有料の求人サイトを利用していましたが、値段に応じて掲載できる情報量やスカウト枠などが異なります。採用費にそれほど割けないので、資金力のある大手サロンに比べると見劣りしてしまう。

 

ちなみに当社「JOBOON」では、そういった『掲載料金で悩むオーナー様』の声にお応えするため、月額4,000円で利用できる美容師求人の掲載サービスを提供しております。⇒詳細はこちら

 

3.どの求人サイトがいいかわからない

3つ目の意見としてあがったのが「採用活動で、どの求人サイトを利用すべきかわからない」という声です。

 

ひとえに美容師の求人掲載サービスと言っても「美容サロンに特化したもの」から、通常の転職支援も扱う「人材紹介サービス」、ハローワークやIndeed(インディード)のような無料で利用できるものまで種類は様々です。

 

また求人サービスには具体的な掲載料を提示していないものも多く、営業担当にアポを取って広告を載せるまで、実際の費用や効果がわからないといったお悩みも少なくありません。

知り合いのオーナーに話を聞いたりもするが、結局どこの媒体がいいのか未だにわらかない
どこの求人に出しても、やっぱり成果を出すには周辺の競合店よりお金を積むしかないのかなと思います。地方で少数精鋭でやってるサロンには厳しい。

 

4.採用してもすぐ辞めてしまう

「せっかく採用した人材が短期で辞めてしまう」ことに苦労した、という声もあがりました。採用にあたる費用や手続きの労力を考えると、短期の離職は採用においてもっともダメージの大きな問題かもしれません。

以前、成果報酬型の採用サイトを利用していたため、入社して数ヶ月で辞められると大赤字だった。人材不足→とりあえず人が欲しい→悩みながらも採用→短期離職、という負のスパイラルだったと思う。
前のサロンを短期で辞めている人は、やっぱりうちで雇っても1年未満で辞めてしまう場合が多いように思う。

 

このように「人材探し」や「求人媒体の掲載料」「早期離職」といった理由から、多くの美容サロンさんが採用活動に難航されていることがわかりました。

 

これらの課題を乗り越え、人材不足を解消するにはどういった対策を打っていけば良いでしょうか?次章で詳しく見ていきましょう。

 

美容室の経営者が実践している「人材不足」に困らない4つの方法

サロンオーナーと練習中のアシスタント

 

慢性的な人材不足を解消するためには採用活動に力を入れるのはもちろんですが、既存スタッフに長く在籍してもらうための工夫も必要不可欠です。

 

現役のサロンオーナーが日頃から取り組んでいる、人材不足を解消するための4つの方法についてご紹介します。

 

1.福利厚生や労働環境の見直し

以前は福利厚生がしっかりしてなかったので、社会保険を導入しました。
長時間労働が慢性化していたので、拘束時間をなるべく短くするよう体制を整えた。例えば休日は月に8日以上、レッスンはなるべく終業時間内に収めるなど。
全体的な給与の引き上げと福利厚生の整備。社員の要望を拾えるよう、定期的にサロンに対してや働き方への不満調査をおこなう。

既存スタッフに長く勤めてもらう上で、安心して働ける労働環境や給与体制・社保などの福利厚生の充実は欠かせない要素です。

採用に大きなコストを費やす前に、まずはスタッフが辞めないための環境づくりに注力することが重要でしょう。

 

2.SNSよる定期的な呼びかけ

サロンのInstagramとTwitterで、店舗の雰囲気やお客さんの仕上がり・スタッフ同士の会話などを毎日アップする。何名かの方から、実際にSNSを見てDMやサロンのホームページから面接応募をいただいた。
「美容師さん採用しています」という内容を、SNSなどで定期的に配信すること。実際にTwitterからうちのサロンを知った子で、今も働いているスタッフがいます!

 

TwitterやInstagramといったSNS媒体を用いて、小まめに採用情報を発信する」という意見も非常に多く見られました。

 

投稿時は文章だけでなく店内やスタッフの雰囲気が伝わるよう、写真や動画を用いながら発信するのがコツです。また興味を持った美容師さんが応募しやすいよう、問い合わせの方法や応募要項などの必要情報もわかりやすく提示することを心がけましょう。

 

 

3.パートや業務委託など多様な勤務形態を導入

フルタイムにこだわらず、育児制度の導入による時短勤務など、ママさんが長く働けるよう整えました。
業務委託やパート採用も積極的におこなうなど、スタッフが働きやすいスタイルで雇用しています。

正社員採用だけでなく、様々な雇用スタイルに対応することで人材不足を防いでいるという声もありました。

 

出産や育児・別事業との掛け持ちなど、スタイリストさんのニーズに応じた雇用をおこなうことで、美容師さんにとっても無理なく働ける「Win-Win」の関係を育むことができます。

 

4.小まめなスタッフへのフォロー

週1回、スタッフに悩みや不満をぶつけてもらうよう面談の機会を設けている。
社員とは常にコミュニケーションを図って、若い子や入って日の浅い子でも「言いたいことが言える環境づくり」を意識している。

既存スタッフに長く勤めてもらうためには、不満や悩みを遠慮なく伝えられる心理的な安全性がとても大切です。

職場の雰囲気づくりはもちろん、スタッフの異変をすぐさまキャッチして対応できるよう、定期的なコミュニケーションや普段からの関係づくりも積極的におこないたいところです。

 

美容師の採用活動は難しい!だからこそ日頃の関係づくりや環境整備が重要

笑顔の4名の美容師

 

今回は美容室の採用活動に焦点をあてて、現役サロンオーナー様に「人材不足の実態」や「採用活動の様子」などをお聞きしました。

 

美容師採用、とくに個人店や地方サロンでの採用活動は、採用コストの面からも一長一短で解決できる課題ではありません。その分、既存スタッフのフォローや労働環境の整備・日々の採用情報発信など、普段からの取り組みが非常に重要です。

 

まずは現在サロンが抱える課題点を整理し、優先順位をつけて少しずつ解消するところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

美容師求人「JOBOON」は月額4,000円から掲載可能

笑顔のサロンオーナーと従業員

 

関西エリアの美容師求人サイト「JOBOON」では月額4,000円・6,000円の2種類のプランで、サロン情報の掲載が可能です。

 

小規模サロン・地域密着サロンに特化しているため、採用活動に難航している個人のサロンオーナー様も安心です。

 

求人掲載サービスの詳細や料金体系については「【採用担当者様向け】広告掲載について」のページをご覧ください。