美容師の仕事に役立つ4種類の資格

 

美容師として働く以上、美容師国家資格を持っていることは当たり前ですが、この必須資格以外にも、美容師の仕事に役立つ資格は多数あるようです。

 

昔はヘアサロン(美容室)、あるいは美容師本人の差別化を図るために取得されていたプラスアルファの取得が、「持っていて当たり前」と捉えられることも少なくありません。

 

また、近年はヘアサロンのメニューの多様化も進んでいるため、ヘアカットやヘアカラーだけでなく、美容に関する幅広い技術や知識を身に付けたいと考える美容師が増えてきています。

 

そこで今回の記事では、これから「美容師の仕事に役立つプラスアルファの資格を取得したい!」とお考えの方に向けた、オススメの資格を4種類ピックアップします!

美容師の仕事に役立つ4種類の資格とは?

美容師の仕事に役立つ資格の中で特に人気が高いものは、以下4種類の資格です。

 

  1. 1.ヘアケアマイスター
  2. 2.日本化粧品検定
  3. 3.ヘアカラリスト検定
  4. 4.色彩検定

 

以下の項目で、それぞれの資格が美容師の仕事にどう役立つのか、詳しく見ていきましょう!

 

 

1.ヘアケアマイスター

 

近年、美容師の間ではかなりの注目を浴びつつあるのが、日本へアケアマイスター協会による「ヘアケアマイスター」という資格です。

 

ステップアップ式の認定試験に合格するための勉強で、毛髪の健康、カラー・パーマに関すること、皮膚科学など、美容室で使う幅広い知識を吸収できます。

 

ヘアケアマイスターの資格を取得することによって、お客様の毛髪の状況がより正確に判断できるようになり、それをお客様にも分かりやすい言葉(専門用語を並べたてない)で説明することができるようになります。

 

さらに、お客様の毛髪の傷み具合から考えた、適切なメニューを提案できるようになるとも言えるため、お客様から美容師に対する満足度も上がるでしょう。

 

「カウンセリングや的確な施術選びに自信を持って働きたい!」とお考えの美容師にオススメできる資格です。

 

 

2.日本化粧品検定

 

日本化粧品検定協会による「日本化粧品検定」も、美容師に人気のある資格です。

 

日本化粧品検定は、昔は百貨店の美容部員などが取得を目指す資格でした。

しかし近年は、ヘアサロンにおける化粧品(コスメ)の需要が増し、正しい知識を身に付けたいと考える美容師が増えてきているのです。

 

例えば、お客様のお肌の悩みを解決するために、美容室がメニューにフェイシャルエステを取り入れることがあります。

 

その際、お客様の肌質や年齢に合ったスキンケアを提案できるようになることが、日本化粧品検定の強みです。

 

SNSなどが発達し、お客様がご自身で美容に関する情報を目にする機会も増えているので、常に一歩先をいく化粧品に関する知識が、必要になっているのかもしれません。

 

 

3.ヘアカラリスト検定

 

美容系資格が多様化する前から、メジャーな資格であるのが「ヘアカラリスト検定」です。

 

ヘアサロンで働く美容師に実際に話を聞いてみると、資格の認定を目指すというよりは、協会の主催する講習会やイベントに、幅広く参加してヘアカラーに関する知識を深めていっているという方が多いようです。

 

最先端のヘアカラー技術やヘアカラー剤に関する情報を収集・交換すれば、当然ながら実際のヘアカラー施術に役立てられます。

 

「ヘアカラーの知識量・スキルを上げ、お客様からより深い満足を得たい!」という方は、講習会に参加したり、資格の認定にチャレンジしてみるといいでしょう。

 

 

4.色彩検定

 

様々な分野から需要がある「色彩検定」は、美容業界にも大きく関わってきます。

 

その有用性から、美容学校に在学している段階で取得する方も多いですが、まだ取得していないという方でも、今から取得する価値が十分にある資格です。

 

色彩検定の勉強では、”色そのもの”について深く学びます。

 

日本人の髪は発色させることが難しく、イメージ通りのカラーに仕上げるためには、スキルだけでなく色の発色の仕組みそのものを深く理解していることが必要なのです。

 

カラーの基礎から学びたい方、これまで積んできたカラーの知識を整理したい方、カラーリングに対する満足度を上げたい方に、オススメの資格です。

 

高スキルの施術やカウンセリングに自信を持つために資格は有効

  1. 1.ヘアケアマイスター
  2. 2.日本化粧品検定
  3. 3.ヘアカラリスト検定
  4. 4.色彩検定

 

以上、美容師の仕事に役立つ4つの資格を紹介しました。

 

その他にも、「スキンケアマイスター」、「コスメマイスター」、「アロマテラピー検定」、「カラーセラピー」など、上記4つの資格に比べると知名度は低いものの、差別化を図れる有用な美容系資格の取得を目指す方がいます。

 

近年は、ヘアカラーブームの影響でより高難易度のカラーリングが必要になるなど、美容師に求められる施術スキルが上がっている傾向にあります。

 

求められる施術を自信を持って行うためには、この記事でピックアップした資格の勉強がおおいに役立ちます。

 

実際の美容業に必要だと感じたら、あるいは集客力のあるより良いサロン作りを目指すなら、ぜひ気になる資格の勉強をはじめてみましょう!