【現役店長31人に聞いた】美容室における店長のお仕事と必要な能力
「美容室の店長になるにはどうしたらいいのだろう?」
「美容室の店長に必要な能力を知りたい」
とお考えの方へ。
美容室で勤務している美容師さんの中には、「いつか店長としてサロンを切り盛りしたい!」と1つの目標にしている方も多いのではないでしょうか。
店長になると裁量が増え、それまでのポジションより多くのことができるようになります。
一方、店長職はスタッフの管理やサロンの運営などカバーすべき範囲が多く、店長として様々な能力が求められます。
この記事では美容師歴6年~40年の、実際に店長職に就いている方31名の現役美容師さんのアンケート結果をご紹介します。
店長になりたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
美容室店長の主な仕事内容とは
店長になると、お客様の施術はもちろん、以下のような仕事内容をしている方が多いようです。
・スタッフ管理・人材育成
・経営・売上管理
・サロンワーク
それぞれについて、順番に解説します。
スタッフ管理・人材育成
美容室における店長の仕事内容のアンケート結果では、「スタッフ管理・人材育成」に関する回答が最も多かったです。
お店のトップである店長はやはりサロンワークだけでなく、後輩や部下の育成も求められます。
個人店における店長はそのお店のオーナーですが、フランチャイズなどでは店長の上にオーナーがいるケースがほとんどです。
そのため店長はオーナーとスタッフたちの間に立ち、中間管理職のような仕事をしている方も少なくありません。
経営・売上管理
美容室の店長が行うお仕事として2番目に回答が多かったのが、経営や売上管理に関する業務でした。
スタイリストやアシスタント時代は売上を把握していない、知らされていないという方も多いでしょう。
しかし店長になると売上を意識して、お店がしっかり利益を出せるよう運営も考えなければなりません。
サロンワーク
美容室で店長をしている方の多くは、プレーヤーとして施術も行っているという回答も多く集まりました。
特に小規模や個人で運営している場合は、店長になってもサロンワークを行っている方が多いようです。
その他の店長の主な仕事内容
その他の店長の仕事内容として頂いた回答では、お店全体のフォローや方向性を考えることという内容が挙がりました。
店長はお店の運営はもちろん、オールラウンダーとして店舗が最適に回るようフォローしている方が多いようです。
美容室の店長として必要な能力を教えてください
美容室の店長として必要な能力を聞いたところ、以下の回答をいただきました。
・管理能力・リーダーシップ
・判断力
・お店全体を見渡せる視野の広さ
それぞれについて、順番に解説します。
管理能力・リーダーシップ
店長に求められる能力として1番多かった回答は、管理能力やリーダーシップに関わるものでした。
やはり店長はスタッフのリーダーとしてみんなを引っ張り、人材を適切に管理する能力が必要とされるようです。
判断力
サロンワークでは混雑したり不慣れな新人スタッフがいたりと、何かと状況が変わるため、その場その場での適切な判断や指示出しが重要です。
接客の中で案内ミスやトラブルがあれば、店長はいち早く察知して駆けつけなければなりません。
お店全体を見渡せる視野の広さ
店長は自分の業務やお客様だけでなく、お店全体に目を配る視野の広さが求められます。
スタッフの動きやお客様の混み具合、備品の発注などを日々チェックしたり、お客様のニーズを観察したりといったことが必要です。
その他で店長として必要な能力
その他で必要とされる店長として必要な能力は、上記のように人材育成に関連する回答をいただきました。
スタッフが思うように成長しなかったり、指示が通らなかったり、店長は人材育成に悩みがちです。
それを乗り越えるためには、育てる力や包容力が求められるのでしょう。
どのような経緯で美容室の店長になりましたか?
美容室の店長になった経緯をアンケートで聞いたところ、以下のような回答をいただきました。
・年齢
・独立
・スカウト・指名
それぞれについて、順番に解説します。
年齢
美容室の店長になった経緯として、年齢を上げる回答が多く集まりました。
歴が長くなるにつれて美容師としての経験や知識・ノウハウも身に付きますから、店長に必要な能力を身に付けるには、年数がかかるとも言えます。
独立
独立すればお店のオーナー兼店長として、お店を切り盛りする立場になります。
将来の独立を見越し、店長を目指す方も多いのではないでしょうか。
スカウト・指名
美容室の店長になった経緯として、オーナーからの指名という回答も多くいただきました。
働きぶりや勤続年数、キャリアを積んでいけば、オーナーから声がかかるかもしれません。
その他の店長になった経緯
店長になった経緯として、前任者の退職や新店舗ができたタイミングを挙げる回答も多くいただきました。
美容室の店長になって実感したことを教えてください
最後に、店長になってから実感したことについて、いただいたアンケートをご紹介します。
・人を育成・教育することの大変さ
・お店全体のことに責任を持たなければならない
・その他の店長になって実感したこと
それぞれについて、順番に解説します。
人を育成・教育することの大変さ
店長になって実感したこととして、スタッフ育成の大変さに関する回答を多くいただきました。
店長になると自分以外のスタッフも管理・育成しなければならず、悩んでいる方も多いようです。
お店全体のことに責任を持たなければならない
店長になれば、その美容室のリーダーとしての責任が発生します。
店長はどうすれば美容室がもっと良くなるか、常々考えているようです。
その他の店長になって実感したこと
美容室の店長になると給与形態も変わり、頑張った分報酬が上がるケースもあります。
またサロン全体の運営について管理する側にまわったことで、やりがいを感じる方も多いようです。
まとめ
美容室の店長について、主な業務や求められる能力、なり方をご紹介しました。
お店のトップとして従業員を引っ張っていく店長という立場に、あこがれている方も多いのではないでしょうか。
アンケートにあったように、店長は業務範囲が広く、売上もきちんと考えていかなければなりません。
その分任せられる裁量も多く、やりがいを感じることでしょう。
ぜひ店長を目指して、日々のサロンワークに励んでみてください。
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