【現役美容師アンケート】美容室の雑誌はタブレットと紙どちらが良い?
「美容師の雑誌はタブレットの方が良いのかな?」
「他の美容室ではタブレットと紙、どちらの雑誌を使っているのだろう?」
と迷われている方へ。
美容室で欠かせない雑誌といえば紙が定番でしたが、今ではタブレットも増えてきました。
すでにタブレットを導入しているヘアサロンも増えていますが、実はあえて紙の雑誌を使い続けているケースもあるのです。
この記事では美容室に置いておく雑誌について、タブレットと紙それぞれの導入状況についてのアンケート結果をご紹介します。
タブレットへの切り替えでお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
美容室の雑誌はタブレットと紙どちらが多い?
現役美容師さんに美容室の雑誌はタブレットと紙のどちらが多いかアンケートを取ったところ、以下のように紙の雑誌が多いという結果になりました。
● 紙の雑誌を置いている美容室:13(65%)
● タブレットの雑誌を置いている美容室:7(35%)
紙の雑誌を使い続けている理由やタブレットに切り替えて良かったこと、悪かったことについて、次から詳しくご紹介していきます。
美容室で紙の雑誌を使い続けている理由
美容室でもデジタル化が進んでいますが、以下の理由から紙の雑誌を使い続けているヘアサロンも多くあります。
● 年配のお客様が多く不慣れなタブレットは適さないから
● 若い世代のお客様は自分のスマホを使うことが多いから
それぞれについて、順番に解説します。
年配のお客様が多く不慣れなタブレットは適さないから
若い世代のお客様は自分のスマホを使うことが多いから
紙の雑誌を使い続けるその他の理由
美容室で紙の雑誌を置き続けている理由として、圧倒的に多かったのが「高齢者のお客様が多いため」でした。
高齢者の方は紙の雑誌に慣れ親しんでおり、タブレットやスマホに苦手意識を持つ方も多いものです。
サロンの雑誌が急にタブレットに切り替われば、多くの方が戸惑うでしょう。
また美容師さん自身がタブレットで雑誌を読む習慣がない、落としそうで怖いという理由もありました。
美容室の雑誌をタブレットに切り替えて良かったこと・悪かったこと
すでに雑誌をタブレットに切り替えた現役美容師さんに、良かったことと悪かったことを聞いてみました。
雑誌をタブレットに切り替えて良かったこと
雑誌を切り替えてよかったことは、以下の4つでした。
①雑誌の管理が楽になった
②かさばらない
③ランニングコストを抑えることができた
④キッズカットでYouTubeを流すことができる
①雑誌の管理が楽になった
②かさばらない
③ランニングコストを抑えることができた
④キッズカットでYouTubeを流すことができる
実際に雑誌をタブレットに切り替えた美容師さんからは、上記のように管理が楽になった・かさばらないと評価する声をいただきました。
今まで十何冊も用意していた雑誌は、タブレットに切り替えれば1台にすべて収まります。
掃除やお客様ごとに選定する手間の削減となり、サロンワークを効率化してくれます。
雑誌をタブレットに切り替えて悪かったこと
雑誌をタブレットに切り替えたことで「悪かった」と感じた点もご紹介します。
「特になし」が最多
年配のお客様は使いづらい
雑誌をタブレットに切り替えたことで悪かった意見として、ご年配のお客様が使いづらいという声をいただきました。
紙よりも画面が小さく、使い慣れていないタブレットは年配のお客さまには負担になるかもしれません。
美容室で導入している電子書籍サービスは?
実際に美容室で導入している電子書籍サービスについてのアンケートを取ったところ、以下の3つのサービス名が挙がりました。
● dマガジン
● 楽天マガジン
● ビューン読み放題タブレット
それぞれの利用条件や費用、特徴をご紹介します。(※2023年11月現在)
dマガジン
dマガジンはNTTが提供する電子雑誌読み放題サービスです。
最新号1,200冊以上とバックナンバー3,000冊以上が読み放題で、ファッションやライフスタイル、エンタメやグルメといった雑誌も取り扱っています。
dマガジンは個人版と法人向けの「dマガジンforBiz」があり、法人や個人事業主の場合後者の「dマガジンforBiz」を契約する必要があります。
料金は次のとおりです。
● 1エリア内で同時接続台数10台の場合:5,500円/月
● 同時接続台数の追加(5台ごと):2,750円/月
※Wi-Fi提供方式の場合
利用にはWi-Fi環境が必要です。1エリア内の同時利用台数は10台からの契約となります。
dマガジンforBiz公式サイトを見てみる
楽天マガジン
楽天が提供する電子書籍サービスです。
人気雑誌1,100誌以上の最新号とバックナンバーが読み放題で、「エリア限定プラン」と「端末限定プラン」の2つから選べます。
料金はどちらも1アカウントあたり年額6,600円(税込)ですが、両条件は以下の通り異なります。
● エリア限定プラン:来店のお客様の端末で店内Wi-Fiに接続して利用できる
● 端末限定プラン:店舗内のタブレット端末で利用できる
例えば端末限定プランを利用して美容室の5席にタブレットを配置する場合、1アカウント年額6,600円(税込)×5席となります。
楽天マガジン公式サイトを見てみる
ビューン読み放題タブレット
春うららかなる書房が提供する電子書籍サービスです。
人気雑誌800誌以上が読み放題になるだけでなく、マンガ3万冊以上も読み放題になるサービスです。
最新の「ニューズウィーク」、「SPA!」などの週刊誌、話題の「VoCE」、「FRaU」などの女性誌ファッション誌も読み放題の雑誌に含まれています。
料金は1アカウント550円(税込)/月で、最低契約期間も1ヶ月と始めやすいことが特徴です。
また専用のアプリは不要で、ブラウザ上で電子書籍を読むことができます。
ビューン読み放題タブレット公式サイトを見てみる
紙の雑誌を切り替えてタブレット端末の導入を検討している美容師さんは、ぜひ電子書籍サービス選びの参考にしてください。
まとめ
美容室の雑誌について、タブレットと紙のそれぞれの良い点・悪い点をご紹介しました。
この記事をまとめます。
● 雑誌をタブレットに切り替えると、管理が楽・コンパクトになるというメリットがある
● 年配のお客様は特に紙の雑誌に慣れており、タブレットは使いづらい
● タブレットの雑誌サービスは人気だが、あえて紙の雑誌を使う美容室も多い
雑誌をタブレットに切り替えると、間に挟まった髪の毛を掃除したりお客様ごとに選定したりといった手間が省けます。
キッズカットメニューもあるサロンなら、お子さんにも喜ばれるでしょう。
しかし年配の方は特にタブレットなどの機器に慣れていない方が多く、タブレットは使いづらいでしょう。
またお客様・従業員のどちらもタブレットを落とすリスクもあり、タブレットの雑誌は便利であるものの最善とは限りません。
タブレットの雑誌サービスもメリットはいっぱいありますが、自分のサロンのお客様層を考えて、お客様が本当に使いやすいかを考えるのがおすすめです。
今回のアンケート結果が、タブレットへの切替をお考えの美容師さんの参考になれば幸いです。
大阪・神戸など関西の美容師求人サイトをご紹介しているJOBOON(ジョブーン)では、美容師さんの就職・転職やお悩み解決に役立つコラムを掲載しているので、ぜひ参考にしてください。