美容師が今日から使える話題!頭に入れておけばいろんなお客さんに対応できる

「美容師としてお客さんと話すときの話題に困っている」

「年代や性別ごとにどんな会話をすれば良いか知りたい」

「お客さんと話すときにどんなことを意識すれば良いか知りたい」

 

このような疑問にお答えします。

 

記事を読むことで

・お客さんが美容師と会話することについてどう感じているのか

・年上、年下、性別ごとに使える話題

・リピートをしてもらうためにどんな点に気をつけたら良いのか

を知ることができます。

 

筆者の周りで美容院を利用する方15名にアンケートを取ってみましたので、参考にしてみてください。

お客さんの約6割は会話がなくても気にならないと考えている

2021_0201_5

 

美容院を利用する方15人に、「美容院や床屋さんで髪を切るときに、美容師さんや理容師さんと会話がないと気になったり、気まずさを感じたりしますか?」という質問をしたところ、10人の方は施術中に会話がなくても気にならないと回答しています。

 

反対に会話がないと気まずいと感じる方は5人でした。

 

およそ6割の方は会話が無くても気にならず、お客さん目線では美容師さんを選ぶうえで会話の有無は大切なポイントではないようです。

 

なかには会話の有無について「下手な話をされて疲れるよりは、静かに一人で雑誌読んだりスマホ見たりしてる方が好き」と感じている方や「話しかけられない」美容師さんを選ぶという方もいました。

 

リピートしたいと思う美容師の特徴、第一位は「望み通りのヘアスタイルにしてくれる」こと

2021_0201_4

 

上記の結果からすると、お客さんはどのような点で美容師さんを選んでいるのかということが気になるはず。

 

続いて「リピートしたいと思う美容師さんの特徴は?」という質問をして、以下の3つの項目について順番をつけてもらいました。

 

 ・望み通りのヘアスタイルにしてくれる

 ・接客の仕方や言葉遣いが丁寧

 ・話題の引き出しが豊富でコミュニケーションが楽しい

 

すると

 

 ・「望み通りのヘアスタイルにしてくれる」ということを1番と回答した方は11名

 ・「接客の仕方や言葉遣いが丁寧」は4名

 ・「話題の引き出しが豊富でコミュニケーションが楽しい」は1名

 

という結果になりました。

 

コミュニケーションについては、理想の髪型をお客さんから聞き出したり、提案したりすることは大切です。しかしお客さん側からすると施術中の会話が楽しいかどうかよりも、しっかりと望み通りの髪型を提供できているかどうかが大事です。

 

その他に美容師さんを選ぶポイントとして出た意見には、

・雰囲気が良い、無理な営業をしてこない

・アレンジ方法、スタイリング方法、ドライヤーのポイントを教えてくれる

・まわりのスタッフさんの雰囲気(楽しく仕事しているか、アシスタントにやさしく指示してるか)

などがありました。

 

美容師がシチュエーション別に使える話題

メモ帳

 

とはいえ美容師さんとのコミュニケーションがあったほうが良いと考えているお客さんもいます。

 

またお客さんとのコミュニケーションを取りやすくしたり、信頼関係を築くために上手く会話できることはプラスに働くはずです。

 

続いて初めてき担当するお客さんや、年上、年下、性別ごとにどのような話題をすれば良いのか紹介します。

 

初めてのお客さんや誰でも使える話題

 

はじめてのお客さんにも使える話題としては、

 

・趣味や休日の過ごし方

・職業や仕事の話

・ヘアスタイルの話

・近所のお店の話

 

などがあります。

 

上記であげたものは、年代や性別問わず誰でも答えやすいです。

 

趣味や休日の過ごし方

 

お休みの日に何をしているか、ハマっていることなどは話を掘り下げやすいです。

 

お客さんとしても気軽に話せますし、自分が知らない話でしたら、お客さんから教えてもらったり、自分も共通の趣味があれば盛り上がるかもしれません。

 

職業や仕事の話

 

職業や仕事の話は、その方のヘアスタイルにも関わってきますので、カウンセリングするときに聞くことも多いでしょう。

 

美容院にはさまざまな仕事をしている方がいらっしゃるので、仕事の話題でたくさん引き出しを持っていると他のお客さんと話すときに役に立つことがあります。

 

いろいろな業界の話を聞くことができるのは美容師の特権です。お客さんからたくさん話しかけてくれることも多いので、しっかり聞ことをおすすめします。

 

ヘアスタイルの話

 

ヘアスタイルについてはお客さんの希望や悩みを必ず聞くことになります。

 

どんなヘアスタイルにしたいのか、いまの髪型で悩んでいることは何かを聞き出して、それをカタチにしたり、普段のヘアケアの困っていることなどに答えると、喜んでくれるでしょう。

 

近所のお店の話

 

近くのお店や人気の飲食店などは、生活圏が同じの方と話しやすいです。

 

外食が好きな方でしたら、おすすめのお店を紹介したり教えてもらったりできますし、次回も同じお客さんを担当することになったときに使えるネタになります。

 

自分より年上の方との話題

 

自分より年上の方とでしたら、趣味や仕事の話に加えてゴシップやスポーツ、時事ネタやニュースなどが話しやすいです。

 

女性の場合、ファッションや美容、ゴシップネタ、恋愛、結婚などがあげられます。ただプライバシーに関わることは、信頼関係がある程度出来ている場合や話しても大丈夫そうな場合をおすすめします。

 

男性の場合、スポーツについてであればたとえばプロ野球や相撲などがあります。どこのチームを応援しているかで話が盛り上がることもあるかもしれません。

 

そのほかには時事ネタやニュースなどであれば、人を選ばず話しやすいです。

 

同年代や自分より若い方との話題

 

上記で紹介したものに加えて、10代-20代や同年代のお客さんには、学校の話やSNSなどの話題も良いでしょう。

 

若い方の間で流行っていることや新しいことは、次の時代のスタンダードにもなりやすいので、情報を集めるうえでも参考になります。

 

話題や会話ネタの集め方5つ

2021_0201_2

 

最後に紹介した話題や会話ネタはどうやって集めると良いのかを紹介します。

 

自分から話せる引き出しが多いほうが、話題に困らないので常日頃からアンテナを張って置くようにしましょう。

 

話題の集め方としては下記のような方法が考えられます。

 

・テレビ

・ニュースサイトやSNS

・本や雑誌、新聞

・お客さんから聞く

・先輩美容師から聞く

 

テレビ

 

当たり前ですがテレビは家で番組をつけておくだけなので、能動的に情報を取る必要がないので、世の中で起きていることを知りやすいです。

 

流行しているヒトやモノ、話題になっていることが一通りわかるので、利用している方も多いでしょう。

 

ニュースサイトやSNS

 

昔に比べて今はテレビを見る時間が減りつつあります。

 

10代-30代の間でこの傾向が顕著です。たとえば2013年には10代のテレビの視聴時間が1日102分だったのが、2017年には73分と30分も減っています。

(参考:平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)

 

その代わりにインターネットの利用時間が増え、SNSやニュースサイトから情報を得ることが増えました。

 

若いお客さんが多く来るお店などの美容師さんは、インターネットやSNSで情報を集めている方も増えているはずです。

 

本や雑誌

 

興味があることや知識を増やしたいときは、本や雑誌、新聞などで情報を自分から集めましょう。

 

とくに職業や仕事の話は、新聞から得られる情報が多いです。また流行り物は雑誌を読むことで得られるものもあります。

 

お客さんから聞く

 

お客さんから教えてもらったことを、別のお客さんとの話題にすることもできます。

 

お客さんから直接聞いた話は、テレビやネットではわからない話もありますし、具体的で面白いものもあります。

 

「他のお客さんから聞いたんですけど、〜」というように話してみることも良いでしょう。

 

先輩美容師から聞く

 

一番身近な先輩美容師にお客さんとどういう話を聞いているか、どんなふうに情報を集めているかを聞いてみることも良いでしょう。

 

同じ環境で経験を積んでいる方の話が最も参考になるはずです。

 

まとめ

 

美容師がお客さんと会話するときの話題や、意識するべきことについて解説しました。

 

施術中にお話ししたいかどうかはお客様によって異なります。そのことを見極めたうえで、お客さんが会話を楽しまれている場合は自分が無理せずに自然と会話することができる話題を話すと良いでしょう。そのための話題集めには余念を欠かさないようにしておくことをおすすめします。

 

JOBOONではこのように美容師さんに有益な情報を提供するコラムや、転職を考えている方向けの求人を掲載しています。

 

転職を検討している方は以下のリンクから求人を探してみてください。

 

すべての美容室求人情報一覧|JOBOON(ジョブーン)