知っておきたい美容師の採用基準|採用担当者に欲しい人材を聞いてみた
- ・アシスタントとして就職活動をしている
- ・スタイリストとして転職活動をしている
上記のような方にとって、「どうすれば採用してもらえるんだろう?」というのは最大の悩みどころなのではないでしょうか?
サロンの方針や採用担当者の価値観は様々ですが、「こういう人と一緒に働きたい!」という根本的な気持ちは、そう大きく違わないようです。
そこで今回は、実際に採用を担当している美容師からの意見を基に、美容師の面接に受かるために知っておきたい美容師の採用基準についてまとめました。
「憧れのヘアサロンで働きたい!」とお考えの方は、ぜひご一読ください。
美容師の採用基準にはどんな特徴がある?
調査の結果、美容師の採用基準は、美容学校を卒業してすぐ就く「アシスタント」と、ある程度以上の経歴がありヘアカットを行える「スタイリスト」によって、違いがあることが分かりました。
以下で、アシスタントの採用基準の特徴と、スタイリストの採用基準の特徴を、それぞれ簡単にまとめています。
アシスタントの採用基準の特徴
サロンのアシスタントは、一般企業で言う「新入社員」と同じ立ち位置です。
そのため、接客スキルやテクニックだけで採用の可否を判断されることはなく、”最初はできないので、これから育てていくこと”を前提に、一緒に働きたい方を決めている傾向があります。
つまり、採用希望者の人間性を見て、伸び代があるかどうかを考えているということです。
他業種の採用試験でも同様かと思いますが、素直で真面目・人の話をしっかり聞ける方は、採用担当者に良い印象を持たれます。
スタイリストの採用基準の特徴
スタイリスト募集の場合はサロンに新しい力、すなわち”即戦力”が求められていると言えます。
そのため人間として魅力的であるかどうかはもちろんですが、採用希望者を雇うことでどんなメリットがあるのか、考えられることが多いです。
スタイリストとしての知名度が高いとそれだけでも好印象ですし、一緒にサロン替えをしてくれるようなお客様が付いているなら、サロンにとってかなり頼もしいです。
伸び代が重視されるアシスタントと違い、スタイリストは“現時点でどんなことができるのか”を重視されることが多いでしょう。
どんな人を採用したいか、採用担当者に聞いてみた
先述したアシスタント・スタイリストそれぞれの採用基準を踏まえ、採用担当者にどんな人を採用したいと思うのか、実際に聞いてみました。
採用担当者のリアルな意見を集めてみても、アシスタントの場合は”伸び代があること”、スタイリストの場合は”即戦力になること”が期待されていると分かります。
こんなアシスタントを採用したい!
- ・学生時代に何か熱中していたことがある人
- ・ハキハキと話す人
- ・笑顔な人
- ・明るい人
- ・素直な人
- ・清潔感がある身だしなみの人
- ・誠実さが感じられる人
- ・やる気が感じられる人
こんなスタイリストを採用したい!
- ・一般常識を持っている人
- ・オシャレな人
- ・SNSの活用方法がうまい人
- ・できるスタイルが多い人
- ・お客様を持っている人
- ・カリスマ性がある人
- ・自信を持っている人
- ・正直な人
- ・ついついたくさん話したくなるくらい聞き上手な人
- ・どんな風に活躍したいか具体的なビジョンを持っている人
ちなみに同じアンケートで「これまでの経験で、印象が悪かった人」についても話を聞いています。
- ・裏の駐車場などサロンの近くでタバコを吸っていた
- ・自慢が激しかった
- ・前のサロンの悪口ばかり言っていた ※転職希望者の場合
- ・時間に遅れてきた
- ・表情が暗かった …etc
簡単に気を付けられることも多いですが、「自慢が激しかった」、そして「前のサロンの悪口ばかり言っていた」という意見については、悪気がなくても該当してしまう人がいるのではないかな?という印象です。
自己PRに本気すぎて”自分がいかに凄いのか”アピールしすぎにならないように、そして採用希望先のサロンがいかに魅力的であるかを伝えるために、自分が前にいたサロンをけなさないように注意してください。
何事も「さじ加減」が大事なのです。
希望のサロンに採用してもらうためのコツ
「100%、採用される裏ワザ」のようなものは、美容業界に限らず存在しません。
ただ、採用担当者に採用を前向きに考えてもらい”やすい”コツは知っておいて損ではありません。
以下で、実際の採用担当者に美容師の採用基準を聞いた結果導かれた、面接(採用試験)に強くなるためのコツをまとめました。
アシスタントとして採用されるためのコツ
「アシスタントの採用基準」の項でも先述しましたが、これからどんどん新しいことを学んでいってほしいアシスタントには、素直さや真面目さ、前向きさが求められています。
ですから、面接時の受け答えはハキハキと、相槌もできるだけにこやかに行うと、好印象です。
またアシスタントの場合、美容学校の先生から推薦されたから面接を受けに行くというケースもよくあるようです。
もちろんこのこと自体は悪くないのですが、自分で「働きたい!」と思ったサロンではないからか、強い熱意が感じられない人もたまにいて、ガッカリした気持ちになった経験があるという採用担当者さんからの意見がありました。
逆に、サロンのことをしっかり調べてくれていて、面接時にもサロンのことをたくさん話してくれる方と会うと、とても嬉しい気持ちになるそうです。
希望サロンの面接で「働きたい!」という気持ちをアピールするなら、強みやこだわりなど、とにかくサロンのことをよく知ることが第一です。
そして、どうして自分がこのサロンを魅力的だと感じたのかを、良い子ぶらず正直に話すことをオススメします。
スタイリストとして採用されるためのコツ
スタイリストとして採用されるためには、自分の強みをうまくアピールすることが大切です。
以前働いていたサロンで高評価を得ていたスタイル、所有資格、売上などの情報を提供すると、採用担当者は採用希望者の持つ力を具体的にイメージすることができます。
もしあるならば、スマホ等に保存している自分が行ったヘアカット・ヘアカラーの写真を見せると、具体的なイメージはより鮮明になり、「うちのサロンでこういうスタイルが得意なスタイリストは少ないから、ぜひ欲しい!」と思ってもらえるかもしれません。
ただ、自分をグイグイ推すだけではいけません。一社会人としてふさわしい振る舞いが出来て当然と思われていますから、採用担当者の話も落ち着いてしっかり聞くようにしましょう。
美容師の採用基準を満たすのは、明るく正直に自分の強みを落ち着いて話せる人
以上、実際に活躍する採用担当者からの意見を基にして、美容師の採用基準に関する情報をまとめました。
アシスタントとスタイリストで重視されるポイントは異なりますが、共通して重視されていることもあります。
- ・明るく正直な人
- ・笑顔でハキハキしている人
- ・サロンの魅力を知っている人
- ・自分の強みやこれから頑張りたいことを落ち着いて話せる人
上記のような人は、「一緒に働きたい!」と前向きな印象を持たれやすいです。
緊張してしまう気持ちや、伝えたいことがたくさんある気持ちも分かりますが、できるだけ落ち着いた応答を心がけ、自分に自信を持って面接(採用試験)に挑んでくださいね。
関西で美容師の求人情報を検索するならJOBOONをご利用ください。