美容師の上手なSNS活用術 | サロン集客や個人の人気UPに繋がる
企業のイメージアップやPRのためにSNSをうまく活用することは、今や必須だといっても過言ではありません。これは、美容業界でも同じことが言えます。
サロンの集客率アップや、美容師個人としてのブランディングを行うために、SNSは重要なツールなのです。
SNSを更新すること自体は簡単なので、今も活用しているという方が多いとは思いますが、”どんな内容で更新すると、どんな効果があるのか?”をしっかりと考えて更新すると、SNSの活用によって得られるメリットはより大きくなると考えられます。
そこで今回は、実際にSNSをうまく活用している美容師(アシスタント・スタイリスト)に意見を聞いて分かった、美容師ならではの効果的なSNS活用術をまとめました。
美容師にオススメのSNSの種類はインスタグラム
SNSとひと口にいっても、ツイッター・Facebook・インスタグラムなど、種類は様々あります。すべてのSNSでアカウントを持っているという方も多いでしょう。
美容師の立場として更新することに適したSNSは、インスタグラムです。
オシャレな写真(通称インスタ映え)が注目を集めるツールで、匿名性も高いことから、幅広い層が活用しています。
「髪型の参考のためにインスタグラムで画像を見てみよう」、あるいは「オシャレなネイルアートを知りたいからインスタで探してみよう」と考える方(見込み客となる方)はとても多いです。
“幅広い層の見込み客に、ひと目で分かる情報(写真)を届けられる”ことから、サロンでSNSを活用する場合でも、美容師個人としてSNSを活用する場合でも、まずはインスタグラムを選ぶことがオススメです。
美容師がSNSで更新するといい内容
- 1.ヘアカラーやヘアカットのスタイル
- 2.サロンの何気ない日常
- 3.お店で買える新商品の紹介
- 4.自分で出来るヘアレンジなどのお役立ち情報
「どんなネタでSNSを更新するといいのかな?」と悩まれる方は、上記を参考にしてみてください。
サロンの方針もあるかと思いますが、できるだけ偏らせずバリエーションを持たせて更新するほうがいいでしょう。
以下で、それぞれの更新内容によってどんな効果が得られるのか、簡単に紹介します。
【1】ヘアカットやヘアカラーのスタイル
美容師が更新するSNSの定番中の定番は、ヘアカラーやヘアカットの仕上がりをアップすることです。
そのサロンが得意とするカラー・カットのアピールや、在籍美容師のテクニックのアピールになるため、集客効果が期待できます。
“こんなお客さんに来てほしいと考えるサロン側”と、”こんなカラー・カットをしてくれる美容室に通いたいと考えるお客さん側”がマッチングすることは、双方にメリットがあります。
とあるお客さんがSNSを頼りに、自分のイメージ通りのヘアスタイリングを行ってくれるサロンを見つけて、「いいサロンが見つかって良かった!これからもこのサロンに通おう!」と思ってくれたときは、“そのヘアサロンにリピーターがついた”ということなのです。
これはクーポンサイトなどからの集客では得にくい、SNS集客ならではのメリットだと思われます。
【2】サロンの何気ない日常
サロンを身近に感じてもらうためには、サロンの何気ない出来事をアップしてもOKです。
サロンのスタッフの”美容師じゃない一面”を見せることで、お客さんは親しみやすさを感じます。
ただ、あくまで仕事のために運用するSNSですから、あまりにも個人的すぎる日常の更新はいけません。
例えば、「今日サロンの皆で忘年会をしました!」などの内容で、スタッフ間の雰囲気が楽しそうに伝わる写真を添えるといいでしょう。
【3】お店で買える新商品の紹介
店販する新商品が入った場合は、サロン内だけでなくSNSでも宣伝をするといいです。
しかし値段・容量・効果…などを羅列した、まるで「説明書」のような内容は、あまりユーザーの共感を得ません。単なるコマーシャルとして、スルーされる可能性があります。
そこで「実際の使い心地はどうなのか」、あるいは「こんな方に向いていると思う!」など、美容師の視点から商品の具体的なイイところを発信すると、見た方に「ちょっと気になるなぁ…」と思ってもらえる可能性がグッと高まります。
【4】自分で出来るヘアアレンジなどのお役立ち情報
「動画を早回しで簡単に編集できるアプリ」などを活用して、お役立ち情報を発信することもファンが付くキッカケになります。
特にインスタグラムにおいて需要が高いのは、セルフヘアアレンジのやり方に関する情報です。
サロンあるいは美容師に対する印象がよくなり、さらに別の情報が見たいために、アカウントをフォローしてもらえる可能性が高まるという大きな強みがあります。
美容師がSNSを更新するオススメの頻度や時間帯
サロン・美容師個人のSNSは、毎日1回は更新することがオススメです。
毎日新しい情報をアップするメリットは、”サロンが活動的である印象”を与えることと、単純に更新内容が人の目に留まる回数が増えることの2つです。
そして更新する時間帯は、サロンのメインターゲットがSNSを見るであろう時間を狙うといいと思います。
例えば、”遅くまで営業している”など、ビジネスパーソンが仕事帰りに来店しやすい強みがあるヘアサロンの場合は、そのビジネスパーソンの空き時間を想定して、SNSを更新してみましょう。
- ・朝の8時~9時 (通勤の時間帯)
- ・昼の12時~13時 (お昼休憩の時間帯)
- ・夜の21時~22時 (帰宅してやることが一段落した時間帯)
例えば上記の時間帯は、かなりの狙い目だと考えられます。
美容師がSNSを更新する時の注意点
SNSの更新はサロンのイメージアップや集客、美容師個人としてのブランディングに大きな効果をもたらす一方で、一歩使い方を間違えると、サロン・美容師のイメージダウンなど何らかの悪影響を及ぼす可能性もあります。
美容師がSNSを更新する時に最も注意すべきことは、「見られている意識」を持ち、言葉遣いは適切であるか、誰かに不快感を与える内容でないかを必ず配慮することです。
不安であれば、他の複数のスタッフに内容を見てもらってから更新してもいいと思います。それくらい、発信は慎重に行うべきです。
プライベートアカウントと間違えて仕事のアカウントを更新してしまう、いわゆる「誤爆」にも気を付けないといけませんね。
サロン集客などに効果的なハッシュタグの付け方
美容師がSNSを更新する時は、「#○○」で始まるハッシュタグ(内容にきちんと関係するもの)を付けることが基本です。
例えば「ユニコーンカラーってどんな感じに仕上がるのかなぁ?」と考えるユーザーは、SNSの検索窓に「ユニコーンカラー」と入れてあらゆるアカウントから情報を集めるので、「#ユニコーンカラー」というハッシュタグを付けて、検索ユーザーの元に自分のサロンのユニコーンカラーに関する情報が届くようにしましょう。
ハッシュタグはたくさん付けられますが、関連性の低いハッシュタグを付けたところで、「人気のハッシュタグを付けてアクセスを稼いでいるな?」と見抜かれてマイナスイメージを持たれることが多いため、オススメできません。
真っ当に、きちんと更新内容に合うハッシュタグを複数つけるように心がけましょう。
以下では、オススメのハッシュタグの種類を、いくつかピックアップしていきます。
【1】トレンドのハッシュタグ
美容師であればヘアカラーやヘアカットのトレンドは把握しているはずです。それを、ハッシュタグにも反映させましょう。
- ・#外国人風カラー
- ・#ハイライトカラー
- ・#ユニコーンカラー
- ・#イルミナカラー
- ・#外ハネボブ …etc
上記のようなトレンドかつ、サロンや自分自身の強みにしているハッシュタグを有効的に使いましょう。
【2】普遍的なハッシュタグ
- ・ヘアサロン
- ・(サロンがある)地域名
- ・ヘアカラー
- ・ヘアカット
- ・オシャレさんとつながりたい …etc
上記のようなトレンドに左右されず、検索される数が多い普遍的なハッシュタグを選ぶこともオススメです。
ただ、普遍的なハッシュタグ”のみ”で更新してしまうと、数多ある他の投稿に埋もれてしまう可能性が高いので、先述した「トレンド意識のハッシュタグ」と使い合わせることが効果的です。
【3】自分だけのハッシュタグ
意外と個人のブランディングに大きなメリットがあるのは、自分だけの名前のハッシュタグを1つ考えて付ける方法です。
「#○○の○○スタイル」など、名前は何でも構いません。他のサロン・美容師と被らず、そのハッシュタグで検索をかけた時に自分だけの投稿が出てくればOKです。
自分のファンに「こんなスタイルもできますよ!」とピンポイントでアピールできること、そして偶然投稿を見て「いいな」と思ってくれた方に自分の他のスタイルも見てもらって、ファンになってもらえること、この2つが独自タグを考えるメリットです。
SNSをうまく活用して、サロンや美容師個人としての人気をアップさせよう
以上、美容師ならではのSNSの上手な活用術について、まとめました。
これまでSNSを活用することでどんなメリットがあるのか分からなかった方や、どんな内容で更新すればいいのか分からなかった方の参考になればと思います。
もちろんSNSの更新が全てではありませんが、サロンあるいは美容師個人としての人気をアップさせるために、重要な役割を持っていることは確かです。
ぜひ、美容師の皆さんはSNSを積極的に活用してみてくださいね。
⇒ 実際にどのようにSNSを活用しているのかデータをまとめたページはコチラ
※「美容師100人に聞く!SNSは週どれくらいUPしていますか?」のコラムへリンクしています。