美容師の面接で「質問はありますか」と逆質問をされたら?

 

仕事の面接において、ひととおり採用担当者とのやり取りが終わった後、「では最後に、あなたからの質問はありますか?」と逆質問されることは、ほぼ確実にあるといってもいいでしょう。

 

それは、美容師の面接でも例外ではありません。

 

過去にしたアルバイトの面接の経験から、「逆質問された時に非常に困ったから、今度の美容師の面接の試験でも不安…」と悩む、就職活動中の美容師がたくさんいるようです。

 

  • ・聞いてはいけないことを聞いてしまわないだろうか?
  • ・どんなことを聞いたら気に入ってもらえるんだろうか?

 

上記のような悩みにとらわれていると、必要以上に面接に力が入って、落ち着いた受け答えができなくなるかもしれません。

 

そこで今回は、サロンの採用者の”逆質問をする側”としての意見を参考にしながら、美容師の面接で「質問はありますか?」と逆質問された時にどういう質問をするべきなのかを、1つの記事にまとめてみました。

「質問がありますか?」と言われて、してはいけない質問はない

「質問がありますか?」と採用担当者から聞かれたら、”何かまずい質問をしてしまって、悪い印象を持たれてしまうんじゃないか…?”と悩んでいる美容師が、意外にも多いようです。

 

ただ結論から述べると、サロンワークに関することで、聞いてはいけない質問はありません

 

  • ・最初のうちの給料はどのくらいなのか
  • ・休みは取りやすいのか
  • ・福利厚生はどうなっているのか
  • ・スタッフの上下関係はどんな感じなのか …etc

 

上記で例に挙げられるような、同じサロンスタッフの一員として働くなら、ぜひとも聞いておきたい質問が本当はあるのだけれども、「つっこんだことを聞きすぎて、悪印象を持たれたらイヤだなぁ…」と思って、質問を遠慮してしまう人がいます。

 

しかし実際は、給料や福利厚生、サロンワークのハードさなど、直球な質問をしても一向に構わないのです。

 

採用するサロンの立場から考えて、もっとも避けたいのは“質問を遠慮されて、いざ働きだした時にミスマッチが生まれてすぐに辞められてしまう”ことです。

 

ミスマッチは採用する側もされる側も、うまく避けなくては、労力や時間・お金の無駄になってしまいます。

 

いくら細かく質問をしたところで、ミスマッチが完全になくなる訳ではありませんが、素直に分からないことや気になることを質問することで、お互いに不利益なミスマッチが起こる可能性を、かなり低くできるのではないかと考えられます。

 

美容師の採用担当者は逆質問で”素”を知りたいと思っている

 

人柄のイメージ

 

美容業界に限らず、採用の面接で「逆に、何か質問はありますか?」と尋ねることには、採用希望者に不明点を明確にしてもらう以外にも、1つの意図があります。

 

その意図とは、その人の素の部分、人柄を掴みたいという意図です。

 

すべての人がそうではありませんが、サロンの採用担当者の多くは、面接を受けに来る人について、“嘘までは言わないにしても、自分を好印象に思ってもらうために、多少背伸びをして質問に答えるだろう”と思っているのです。

 

だからこそ面接時にできるだけ、履歴書の内容や形式的な質問への応答では分からない情報が欲しいと考えます。

 

身なりや仕草、話し方、そして逆質問でどんなことを聞いてくるかということは、履歴書などでは分からない、人柄を見るための参考資料のようなものです。

 

つまり、質問にハキハキ答えられたらいい、逆に口ごもるとよくない、というような単純な判断をするためではなく、その人が何に関心を抱いているか、仕事において何を重要視しているのかなど、面接用に装飾されていない素の部分を知れたらいいなと思って、わざわざ答えるのが少し難しい「逆に質問はありますか?」という質問を、採用担当者はあえて投げかけています。

 

「質問はありますか」と聞かれた時の好印象な回答はある?

 

ここまでの内容を踏まえると、「質問はありますか?」と逆に話を振られたときに、これと決まった答えはないということに気付けるはずです。

 

ただ、それでも逆質問されることが非常に不安という人のために、あえてどんな答えが好印象を与えるのか、考えてみましょう。

 

サロン採用担当者も採用希望者と同じく、当然ながら個性を持つ1人の人間なので、どんな質問が嬉しいのかは千差万別です。

 

ただ根源的なところではどの採用担当者も、サロンの歴史やコンセプトについての質問があると嬉しいと考えていることが分かりました。

 

どこでもいいからサロンで働きたいと思っているのではなく、このサロン”だからこそ”働きたいと考えてくれる人には、やはり期待が膨らむようです。

 

またサロンの採用担当者の中に、向上心の高さがうかがえるような質問をされると、好印象を持つと答えた人もいました。

 

例えば、「どんなスタイリストになれば、このサロンに活躍・貢献できますか?」というような質問です。

 

先述した給与面や待遇面の質問も大事なのですが、一緒にそのサロンが好きであること・そのサロンで一生懸命頑張れるモチベーションがあることを、逆質問の時間でうまく伝えられたら、それに越したことはありません。

 

美容師の「質問はありますか?」の答え方が分からない人へ

 

サロンで働くイメージ

 

以上、美容師の面接で「質問はありますか?」と聞かれたら、どう答えたらいいのか悩む人への情報をまとめました。

 

もしも目の前で、「しどろもどろになりそうで怖い!」と思っている人へアドバイスをするとしたら、「ありのままでぶつかっていけば大丈夫」と言います。

 

ほとんどの採用担当者は、”採用希望者が逆質問にうまく答えられなかったから”というただ1つの理由で、採用や不採用を判断することはありません。

 

あくまで逆質問は、面接を受けに来た美容師の人となりを知るための、ほんの一要素でしかないのです。

 

採用担当者の中には、「質問はありますかと聞かれた時に何と答えるかで、そんな深刻に悩む人がいるの!?」と驚く人がいるかもしれません。

 

“素直に気になることを質問すればいい、自分の向上心や個性のアピールはほんのついでにできると、なおいいかもなぁ”くらいに考えておいて問題はないでしょう。

 

「質問はありますか?」という逆質問に限らず、美容師の採用面接中のやり取りは、できるだけ素直にありのまま行うことをオススメします。

 

ありのままの自分を受け入れてくれるサロンで働けることほど、望ましい条件はおそらくありません。緊張するかもしれませんが、胸を張って堂々と面接に臨んでみてくださいね。

 

 

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